三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 健一、以下「三井物産」)は、三井物産100%子会社である三井物産オルタナティブインベストメンツ株式会社とともに、Navigare Capital Partners A/S(ナビガー キャピタル パートナーズ 本社:デンマーク・コペンハーゲン 以下「Navigare」)が組成・運営する船舶投資ファンドMaritime Investment Fund III K/S(マリタイムインベストメントファンド スリー ケーエス 以下「MIF III」)に中間投資会社を通じて出資参画します。
Navigareは、世界最大級の海運・物流・インフラ企業であるA.P. Moller Maersk A/S(エーピーモラーマースク 本社:デンマーク・コペンハーゲン)の会長、Robert Maersk Uggla(ロバート マースク ウグラ)が4名のパートナーを招聘し2017年に設立し、これまでに2つの船舶投資ファンドを組成・運営しています。運用船舶資産累計は約2,000百万米ドルに上り、強固な海運ネットワークを活用した多様な船舶資産への優良な投資実績を蓄積してきました。第三号ファンドであるMIF IIIは、投資船舶資産予定は総額約1,500百万米ドル(約2,300億円)となります。安定的かつ持続可能な海上輸送に向け環境配慮型船舶に着目しオフショア船・ガス船・コンテナ船・自動車船・タンカー・ばら積み船などを対象に投資を行う予定です。
国際海運では、環境規制の強化、船型の多様化・複雑化などを背景に、今後、より多様な船舶アセットマネジメント事業のニーズが生まれると考えられます。三井物産は、船舶・海運業界ネットワークと国内金融市場とを結節し、MIF IIIの収益最大化に貢献すると共に、Navigareと共に船舶アセットマネジメント事業を推進することで、国際海運の多様なニーズに応え、世の中の安定供給の基盤づくりに貢献します。
会社概要
会社名 | Navigare Capital Partners A/S(ナビガーキャピタルパートナーズ エーエス) |
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所在地 | デンマーク コペンハーゲン |
設立年 | 2017年 |
創設者 | Robert Maersk Uggla(ロバート マースク ウグラ) Henrik Ramskov(ヘンリック ラムスコフ) Stig D. Enslev(スティグ ディー インスレフ) John P. Boesen(ジョン ピー ボーセン) Lars B Christensen(ラーズ ビー クリステンセン) |
代表者(経営パートナー) | Henrik Ramskov(ヘンリック ラムスコフ) |
従業員数 | 約20名 |
事業概要 | 船舶投資ファンドの管理・運営 |
ウェブサイトURL |
ファンド名称 | Maritime Investment Fund III K/S(マリタイムインベストメントファンド スリー ケーエス) |
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General Partner | Navigare Capital Partners A/S |
ファンド期間 | 10年間(2024年~2034年) |
ファンドサイズ | 1,500百万米ドル(約2,300億円) |
投資対象 | オフショア船(洋上風力事業発電支援船等) ガス船(LPG・LNG・アンモニア運搬船等) コンテナ船 自動車船 タンカー ばら積み船 |
会社名 | 三井物産オルタナティブインベストメンツ株式会社 |
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所在地 | 東京都 千代田区 |
株主構成 | 三井物産株式会社(100%) |
設立年 | 2001年 |
代表者 | 三井 高輝 |
事業概要 | オルタナティブ投資商品の紹介、及びファンド運営 |
ウェブサイトURL |


三井物産のマテリアリティ(重要課題)
三井物産は、「世界中の未来をつくる」を企業使命に、さまざまなステークホルダーの期待と信頼に応え、大切な地球と人びとの豊かで夢あふれる明日を実現すべく、サステナビリティ経営の重要課題としてマテリアリティを特定しています。 本件は、5つのマテリアリティの中でも、特に「安定供給の基盤をつくる」、「環境と調和する社会をつくる」の実現に資する取り組みです。
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安定供給の基盤をつくる
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豊かな暮らしをつくる
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環境と調和する社会をつくる
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新たな価値を生む人をつくる
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インテグリティのある組織をつくる