三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 健一、以下「三井物産」)は、世界最大パルプメーカーであるスザノ社(Suzano S.A.、本社:São Paulo、以下「Suzano社」)と、ブラジルでバイオマテリアル、バイオ燃料など各種誘導品の製造販売事業の共同検討に関する基本合意書を締結しました。
Suzano社は、東京都の約12倍の広さに相当する260万ヘクタールに及ぶ世界最大規模の森林資源を保有し、自社植林から森林を育て、森林資源を活かしたパルプ等の製品を通じ持続可能なビジネスを推進しています。Suzano社の持つ豊富な森林資源事業の競争力に、三井物産がエネルギー・化学品等の領域で長年培ってきたビジネスネットワークや顧客アセットを組み合わせ、森林由来の各種バイオマテリアル・バイオ燃料(低炭素メタノール、バイオエタノール等)の製造販売共同事業を推進することで新たな市場を創造します。
三井物産は中期経営計画2026のテーマにCreating Sustainable Futuresを掲げ、2016年に世界第2位/アジア・オセアニア最大規模の森林アセットマネジメント事業者であるニューフォレスツ社(New Forests Pty Limited、本社:オーストラリア・シドニー、以下「NF社」)に出資参画し、2023年よりNF社の筆頭株主となり、森林資源事業の拡大に注力しています。
今回のSuzano社との基本合意により、三井物産は森林資源を活用した再生可能で環境にやさしいバイオマテリアル、及び次世代バイオ燃料の商業生産と普及を通じ、ネットゼロエミッション社会やサーキュラーエコノミーの実現を目指し、新たな脱炭素社会の未来づくりに貢献します。
会社概要
会社名 | Suzano S.A. |
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所在地 | Av. Professor Magalhães Neto, 1,752 - 10th floor, rooms 1009, 1010 and 1011 Salvador - BA - Brazil |
設立年 | 1924 |
代表者 | Walter Schalka, CEO – Chief Executive Officer |
従業員数 | 約40,000名(2022年末時点) |
事業概要 | 広葉樹ユーカリ由来パルプ製造を中心とした総合森林資源事業 |
ウェブサイトURL |
三井物産のマテリアリティ(重要課題)
三井物産は、「世界中の未来をつくる」を企業使命に、さまざまなステークホルダーの期待と信頼に応え、大切な地球と人びとの豊かで夢あふれる明日を実現すべく、サステナビリティ経営の重要課題としてマテリアリティを特定しています。 本件は、5つのマテリアリティの中でも、特に「安定供給の基盤をつくる」、「豊かな暮らしをつくる」、「環境と調和する社会をつくる」の実現に資する取り組みです。
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安定供給の基盤をつくる
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豊かな暮らしをつくる
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環境と調和する社会をつくる
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新たな価値を生む人をつくる
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インテグリティのある組織をつくる