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モビリティの電動化に向けた総合的な電池サービス("Battery as a Service")を手掛ける仏NEoT Capital社への出資参画

2023年11月7日


三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 健一、以下「三井物産」)は、電動モビリティに対して"Battery as a Service(バッテリー・アズ・ア・サービス、以下「BaaS」)"と呼ばれる総合的な電池サービスを展開するNEoT Capital SAS(本社:フランス・パリ市、以下「NEoT」)の株式を約33%取得しました。

NEoT社は、フランス電力公社(Electricité de France、エレクトリシテ・ド・フランス)傘下のEDF Pulse Ventures社(イーディーエフ パルス ベンチャーズ)と、三井物産の出資先で電動モビリティ向け電池システム製造のリーディングカンパニーであるフランスのForsee Power社(フォーシーパワー、以下「Forsee」)によって2017年に設立されました。

NEoT社は、モビリティ分野における脱炭素化・電動化を加速させるため、バス・トラック・船舶といった大型商用モビリティ向けに、電池システムや車両、充電インフラなどへの定額制リースを含む、幅広いアセットマネジメントサービスを提供しています。三井物産は同社への出資参画やForseeとのさらなる連携を通じて、使用済みとなった車載用電池の定置型蓄電池としてのリユースや、廃電池のリサイクルを通じた電池材料の回収など、"BaaS"の推進を通じた「電池のエコシステム」の形成に取り組みます。NEoT社は2023年10月末時点で、欧州市場を中心に、EVバス約350台(電池容量:約12万kWh相当)、EV用充電器約6,000基の資産を管理・運営しています。

三井物産は、Global Energy Transitionを攻め筋の一つとし、エネルギーの安定供給と気候変動対応に資する事業を創出することを注力分野として位置付けています。本件を通じて、都市交通・鉱山・港湾・物流施設などにおけるモビリティの電動化によって脱炭素化を推進し、環境と調和した社会づくりに貢献していきます。

三井物産が手掛ける、Battery as a Serviceの推進を通じた「電池エコシステム」の構築

会社概要

会社名 NEoT Capital SAS(ネオティー キャピタル)
所在地 フランス・パリ市
設立年 2017年
代表者 Philippe Ringenbach(フィリップ リンゲンバフ)
従業員数 15名
事業概要 電動モビリティ、及び無電化地域に於ける分散型電源事業などのアセットマネジメント事業。
ウェブサイトURL

https://www.neotcapital.com/en/

その他 持株比率 約33%
NEoT社が管理・運営するEVバス(Forsee製電池パック搭載)NEoT社が管理・運営するEVバス(Forsee製電池パック搭載)

三井物産のマテリアリティ(重要課題)

三井物産は、「世界中の未来をつくる」を企業使命に、さまざまなステークホルダーの期待と信頼に応え、大切な地球と人びとの豊かで夢あふれる明日を実現すべく、サステナビリティ経営の重要課題としてマテリアリティを特定しています。 本件は、5つのマテリアリティの中でも、特に「環境と調和する社会をつくる」の実現に資する取り組みです。

  • 安定供給の基盤をつくる

    安定供給の基盤をつくる

  • 豊かな暮らしをつくる

    豊かな暮らしをつくる

  • 環境と調和する社会をつくる

    環境と調和する社会をつくる

  • 新たな価値を生む人をつくる

    新たな価値を生む人をつくる

  • インテグリティのある組織をつくる

    インテグリティのある組織をつくる

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