三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 健一、以下「三井物産」)は、福井県(福井県福井市、杉本 達治、以下「福井県」)、及び北陸電力株式会社(富山県富山市、代表取締役社長 松田 光司、以下「北陸電力」)と、経済産業省のエネルギー構造高度化・転換理解促進事業費補助金の公募採択を受け、敦賀港における浮体式貯蔵再ガス化設備(以下「FSRU(*1)」)を用いた水素・アンモニアサプライチェーン構築に関する事業化調査(以下「本プロジェクト」)を共同で実施することに合意し、協力協定を締結しました。
水素・アンモニアは、様々なエネルギー源から作ることができ、燃焼時にCO2を排出しないことから、国の第6次エネルギー計画においても、カーボンニュートラル時代において中心的な役割が期待されるエネルギー源と位置付けられています。
また、国が主催する共創会議(*2)においては、水素・アンモニア発電、地域企業の利用促進等を通じた地域内の水素・アンモニア利用の定着、産業化とともに、敦賀港を中心に貯蔵タンクやパイプラインなど受入・供給設備を備えた供給拠点の形成を目指すこととされております。
本プロジェクトでは、敦賀港における水素・アンモニアサプライチェーンの構築に向けて、アンモニアのFSRU導入、FSRUから供給されるアンモニアの利活用、荷役機械への水素電源の導入について、実現可能性調査を実施します。福井県は水素電源導入関連検討の取り纏めを、北陸電力はアンモニア利活用関連検討の取り纏めを、三井物産はFSRU関連検討の取り纏めを主に担当します。
本プロジェクトに参画する3者は、各々が有する技術、知見を活用することで、敦賀港における水素・アンモニアサプライチェーンの構築に努め、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。
(*1)FSRUは“Floating Storage and Regasification Unit”の略称。洋上で液化アンモニアを受け入・貯蔵し、利用する際に再ガス化して送り出す設備のこと。
(*2)福井県・原子力発電所の立地地域の将来像に関する共創会議 取りまとめ:
https://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/fukui_kyosokaigi/pdf/20220610_1.pdf
会社概要
県庁 | 福井県福井市 |
---|---|
所在地 | 福井県福井市 |
代表者 | 杉本 達治(福井県知事) |
ウェブサイトURL |
会社名 | 北陸電力株式会社 |
---|---|
所在地 | 富山県富山市 |
設立年 | 1951年5月 |
代表者 | 松田光司(代表取締役社長 社長執行役員) |
ウェブサイトURL |
三井物産のマテリアリティ(重要課題)
三井物産は、「世界中の未来をつくる」を企業使命に、さまざまなステークホルダーの期待と信頼に応え、大切な地球と人びとの豊かで夢あふれる明日を実現すべく、サステナビリティ経営の重要課題としてマテリアリティを特定しています。 本件は、5つのマテリアリティの中でも、特に「安定供給の基盤をつくる」、「環境と調和する社会をつくる」の実現に資する取り組みです。
-
安定供給の基盤をつくる
-
豊かな暮らしをつくる
-
環境と調和する社会をつくる
-
新たな価値を生む人をつくる
-
インテグリティのある組織をつくる