三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 健一、以下「三井物産」)は米国を拠点としてグローバルに再生農業案件の組成から設計、運営まで一貫して手掛けるRRG Nature Based Solutions LLC(アール・アール・ジー ネイチャー ベースト ソリューションズ、以下「RRG NBS」)に出資参画しました。
近年、農業における気候変動対策や生態系や水資源の保全により自然と調和し、自然環境を再生することで農業の持続性や生産性/収益性の向上に寄与する再生農業(*1)が注目されています。特に大手食品・飲料メーカー等は環境負荷低減と共に将来の原料安定確保に向けて原料を再生農業由来に切り替える方針を打ち出す動きが出てきています。
RRG NBSはRRG グループから自然資本保全に繋がるソリューション提供部門をスピンアウトして2023年1月に設立した新会社です。同社は持続可能な農業の実現に向けて案件開発から設計、運営、営農指導も含めたワンストップソリューションを提供しています。RRGグループは子会社であるRRG Capital Managementを通じてサステナブル農業や水資源の保全、小規模農業者支援の領域で20年超のファンド運営と案件開発実績を有しています。また、農業領域に強みを持つベンチャーキャピタルであるS2G VenturesもRRG NBSの共同出資者となっています。
当社はRRG NBSへの出資を通じてこれまで蓄積してきた農業資材事業に加えて再生農業への転換に向けた新たなソリューション提供に繋げます。そして持続可能な農業の仕組み構築を実現し、世界の食料生産の安定化と自然資本の保全へ貢献します。
*1 再生農業とは:土壌の修復、改善を通じて、水資源や生態系を含めた自然環境の回復を目指す農業。リジェネラティブ農業(環境再生型農業)とも呼ばれる。
会社概要
会社名 | RRG Nature Based Solutions LLC(アール・アール・ジー ネイチャー ベースト ソリューションズ) |
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所在地 | ロサンゼルス |
設立年 | 2023 |
代表者 | Cole Frates |
従業員数 | 約80名 |
事業概要 | 再生農業案件の開発、運営サービス提供 |
三井物産のマテリアリティ(重要課題)
三井物産は、「世界中の未来をつくる」を企業使命に、さまざまなステークホルダーの期待と信頼に応え、大切な地球と人びとの豊かで夢あふれる明日を実現すべく、サステナビリティ経営の重要課題としてマテリアリティを特定しています。 本件は、5つのマテリアリティの中でも、特に「安定供給の基盤をつくる」、「豊かな暮らしをつくる」、「環境と調和する社会をつくる」の実現に資する取り組みです。
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安定供給の基盤をつくる
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豊かな暮らしをつくる
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環境と調和する社会をつくる
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新たな価値を生む人をつくる
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インテグリティのある組織をつくる