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マレーシアにおけるCCS事業の共同開発に関する契約締結

2023年6月27日


三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 健一、以下「三井物産」)は、マレーシア国営石油会社Petroliam Nasional Berhad(ペトロリアム・ナショナル・ブルハド、以下「ペトロナス」)及び仏総合エネルギー会社TotalEnergiesのCCS事業会社TotalEnergies Carbon Neutrality Ventures(トタール・エナジーズ・カーボン・ニュートラリティ・ベンチャーズ、以下「トタール・エナジーズ」)との間で、マレーシアでのCO2貯留サイトの共同開発に関する契約を締結しました。アジア太平洋地域でのCO2の回収および貯留(Carbon Capture and Storage、以下「CCS」)、輸送を含むバリューチェーンを構築します。

開発対象地域であるマレーシアのマレー半島沖合は、これまでの石油・ガスの探鉱・開発を通じてCO2貯留に適した地下条件が確認されています。また、マレーシアは日本を含むアジア諸国からの海上アクセスの良さから、アジア太平洋地域における安全で恒久的なCCSハブの適地として期待されています。本協業では、マレー半島沖合で埋蔵量が減退するガス田及びその周辺地域の地下構造を対象に、早期開発を目指したCO2地下貯留に関する技術的な評価をもとにした開発計画の策定に加え、液化CO2船による輸送や港湾設備の設計等を含むロジスティクスの最適化にも取り組みます。

三井物産は、エネルギー資源開発を含めたエネルギーバリューチェーン開発の知見と、広範なビジネスネットワークを活用出来るCCS事業をエネルギーソリューション事業の一つとして積極的に取り組んでいます。引き続きグローバルでの事業開発を通じたCO2削減ソリューションの提供により、「環境と調和した社会」の実現に貢献していきます。

契約署名式(トタール/プヤンヌCEO(中央左)、ペトロナス/タウフィックCEO(中央)、三井物産/松井専務(中央右)、飯島本部長(一番右)、丸山部長(一番左))契約署名式(トタール/プヤンヌCEO(中央左)、ペトロナス/タウフィックCEO(中央)、三井物産/松井専務(中央右)、飯島本部長(一番右)、丸山部長(一番左))

三井物産のマテリアリティ(重要課題)

三井物産は、「世界中の未来をつくる」を企業使命に、さまざまなステークホルダーの期待と信頼に応え、大切な地球と人びとの豊かで夢あふれる明日を実現すべく、サステナビリティ経営の重要課題としてマテリアリティを特定しています。 本件は、5つのマテリアリティの中でも、特に「環境と調和する社会をつくる」の実現に資する取り組みです。

  • 安定供給の基盤をつくる

    安定供給の基盤をつくる

  • 豊かな暮らしをつくる

    豊かな暮らしをつくる

  • 環境と調和する社会をつくる

    環境と調和する社会をつくる

  • 新たな価値を生む人をつくる

    新たな価値を生む人をつくる

  • インテグリティのある組織をつくる

    インテグリティのある組織をつくる