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ブラジルの電力トレーディング企業Stimaへの資本参加

2022年1月27日


三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 健一、以下「三井物産」)は、ブラジルで電力トレーディング事業を展開するStima Energia社(以下「Stima」)への出資契約書を締結しました。三井物産は36%の株主となる見込みです。

発電量の約7割を水力発電が占めるブラジルにおいて、Stimaは2017年の設立以来、顧客向けに電力価格の変動リスクヘッジや需給調整等の電力トレーディング事業を展開。1GW水準(年間平均)まで取引量を拡大させてきた独立系上位の電力トレーディング企業です。欧米各国や日本と比べ堅調な電力需要が見込まれている同国は、近年、気候変動による渇水により電力価格のボラティリティ(変動性)が上昇しています。電力市場の自由化に伴う取引量の継続成長が期待できるブラジルにおいて、顧客獲得、取引量拡大、取引知見の向上を図っていきます。

三井物産は、ブラジルで第4位となる大規模水力発電事業であるジラウ水力発電所(発電容量3,750MW。サンパウロ、リオデジャネイロなどの大都市圏へ約1,000万人分の電力供給)を始めとする低炭素化社会に向けたインフラ構築に資する案件を進めています。本件は、再生可能エネルギーが主な電源構成となるブラジルにおいて、三井物産グループが欧米や日本で推進する電力トレーディング事業と同様に、気候変動の影響を受ける市場参加者(発電所や需要家等)の需給調整やリスクヘッジの機能強化、ブラジルの電力関連事業の価値最大化に取り組みます。

三井物産は、エネルギーソリューション領域を重点領域として定めています。気候変動対応に資する事業を創出することで、環境と調和した社会づくりに貢献していきます。

Stimaの創業者3名Stimaの創業者3名

三井物産のマテリアリティ(重要課題)

三井物産は、「世界中の未来をつくる」を企業使命に、さまざまなステークホルダーの期待と信頼に応え、大切な地球と人びとの豊かで夢あふれる明日を実現すべく、サステナビリティ経営の重要課題としてマテリアリティを特定しています。 本件は、5つのマテリアリティの中でも、特に「環境と調和する社会をつくる」の実現に資する取り組みです。

  • 安定供給の基盤をつくる

    安定供給の基盤をつくる

  • 豊かな暮らしをつくる

    豊かな暮らしをつくる

  • 環境と調和する社会をつくる

    環境と調和する社会をつくる

  • 新たな価値を生む人をつくる

    新たな価値を生む人をつくる

  • インテグリティのある組織をつくる

    インテグリティのある組織をつくる

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