三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 健一、以下「三井物産」)は、シンガポールの保険ブローカー会社Pana Harrison (Asia) Pte. Ltd.(本社:シンガポール、社長:Ronnie Lum、以下「PHA」)への追加株式取得に係る契約を締結しました。これにより三井物産のPHA社持分は51%となり、子会社化に合わせてPHAの社名をMitsui Bussan Pana Harrison Pte. Ltd.へ変更することも決定しました。
三井物産は2009年に三井物産リスクソリューションズ株式会社を設立し、三井物産グループに対し、主にエネルギーや電力インフラ、金属資源分野の保険仲介・保険リスクマネジメント機能を提供してきました。また、2020年にはロイズ・ブローカーでもあるPHAへ出資参画し、アジア有数の再保険市場であるシンガポールへの進出を果たし、保険ブローカー事業を拡充してきました。
今回の増資・社名変更により、三井物産のグローバルネットワーク・総合力をさらに発揮し、保険事業との連携も一層深めていきます。さらに、PHAの保険調達力やリスクコンサルティングといったブローカー機能を積極的に強化し、40年強の歴史を持つPHAの強みを一段と増すことでグループ内外の顧客拡充・事業拡大に取り組んでいきます。また、シンガポールに拠点を有するグローバルな保険会社・再保険会社との関係強化を通じて、アジア域内で存在感あるプレイヤーになることを目指します。
三井物産は「中期経営計画2023」のStrategic Focusとして、「マーケット・アジア」を掲げています。成長市場であるアジアでPHAを中核とする保険ブローカー事業を展開していくことで、三井物産のアジアにおける事業に対する保険リスクマネジメント機能を発揮し、全社的な事業展開にも貢献していきます。

三井物産のマテリアリティ(重要課題)
三井物産は、「世界中の未来をつくる」を企業使命に、さまざまなステークホルダーの期待と信頼に応え、大切な地球と人びとの豊かで夢あふれる明日を実現すべく、サステナビリティ経営の重要課題としてマテリアリティを特定しています。 本件は、5つのマテリアリティの中でも、特に「豊かな暮らしをつくる」、「新たな価値を生む人をつくる」の実現に資する取り組みです。
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安定供給の基盤をつくる
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豊かな暮らしをつくる
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環境と調和する社会をつくる
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新たな価値を生む人をつくる
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インテグリティのある組織をつくる