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AI創薬事業会社を設立

2021年11月11日


三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 健一、以下「三井物産」)は、AIやシミュレーション等の最新コンピューター技術を活用して創薬の基礎研究を行う新会社、株式会社Xeureka(以下、ゼウレカ社)を設立しました。

製薬業界が抱える産業的な課題として、一つの新薬を開発するのに総費用1000億円以上とも言われる高額な研究開発費や1%未満の低い成功率、10-20年と長期に亘る開発期間が指摘されています。こうした課題に対応し、ゼウレカ社はコンピューター技術を創薬研究に全面的に駆使することで、大幅な効率化と成功率の改善に結び付けることを目指し、病気に苦しむ患者様にがんを中心に良い薬を安く迅速に提供することに貢献していきます。尚、ゼウレカ社では約半世紀に亘りバイオインフォマティクス事業に取り組む三井物産100%出資の三井情報株式会社(本社:東京都港区、社長:浅野 謙吾)と連携し、本事業を展開していきます。

三井物産は中期経営計画2023でヘルスケア・ニュートリション領域をStrategic Focusの一つと位置付け、全社横断的にWellness All Mitsui(WAM)と称する健康事業群の確立を進めています。本件は医療接点を軸としたDXソリューションの中でも製薬会社向け取組みの具体策の一つです。これからも時代の変化に合わせ、自らのビジネスモデルを変革しながら、社会の持続的な発展に事業を通じて貢献していき、三井物産グループが保有する幅広い事業資産のプラットフォームを掛け合わせることで、高付加価値ビジネスモデルへの変革に挑んでいきます。

新会社の概要

正式名称 株式会社Xeureka
(ゼウレカ)
所在地 東京都千代田区大手町一丁目2番1号
設立年月日 2021年11月1日
出資構成 三井物産 100%
事業内容 AI創薬支援サービスの提供、共同研究による創薬を目的とした研究開発
AI創薬のイメージAI創薬のイメージ

三井物産のマテリアリティ(重要課題)

三井物産は、「世界中の未来をつくる」を企業使命に、さまざまなステークホルダーの期待と信頼に応え、大切な地球と人びとの豊かで夢あふれる明日を実現すべく、サステナビリティ経営の重要課題としてマテリアリティを特定しています。 本件は、5つのマテリアリティの中でも、特に「豊かな暮らしをつくる」の実現に資する取り組みです。

  • 安定供給の基盤をつくる

    安定供給の基盤をつくる

  • 豊かな暮らしをつくる

    豊かな暮らしをつくる

  • 環境と調和する社会をつくる

    環境と調和する社会をつくる

  • 新たな価値を生む人をつくる

    新たな価値を生む人をつくる

  • インテグリティのある組織をつくる

    インテグリティのある組織をつくる