三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀健一、以下「三井物産」)は、チリ最大手のフリートマネジメント事業会社であるAutorentas del Pacifico SpA を傘下に持つInversiones Mitta SpA(代表:Ignacio Correa、以下「Mitta社」)を連結子会社とすることを決定しました。これは本年7月26日に現地パートナーSociedad de Inversiones Tajamar Limitada(代表:Carlos Olivos、以下「Tajamar社」)とMitta社の一部持分取得に関する契約を締結したことに基づくもので、三井物産のMitta社持分は49%から60%に増加します。
Mitta社はチリで約1万9,000台の車両を保有し、鉱山・エネルギー業界を筆頭に高い業界シェアを持つ自動車オペレーティングリース(BtoB)やレンタカー(BtoBおよびBtoC)を中心としたフリートマネジメント事業を展開しています。三井物産は2018年5月、Mitta社に49%出資参画し、現地パートナーと共にコネクティッドフリート導入などのDX取組みを含む顧客向け提供サービスを拡充してきました。
今般の連結子会社化により、三井物産のグローバルネットワーク・総合力を活かし、Mitta社の更なる規模拡大と顧客への付加価値提供を推進します。特に、DX取組み、カーボンニュートラルを踏まえたEV/FCV投入などを進め、フリートマネジメント機能を強化し、顧客のフリート利用コストを最適化します。またMitta社の知見を活かし、中南米・アジア諸国などの成長市場において、社会・顧客の変化に合わせたサービスの提供を目指します。
三井物産は、モビリティを注力分野の一つとしています。この領域では、BtoB、BtoC共に「所有」から「利用」へのシフトが進み、リース、レンタカー、カーシェアなどのサービスが拡大しています。三井物産はMitta社をモビリティーサービスのプラットフォームの一つと位置付け、サービス事業者・顧客に対して車両の提供・管理や、新規サービス提案を行い、同領域での変化に対応し、その成長を取り込んでいきます。
Mitta社 概要
会社名 | Inversiones Mitta SpA |
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所在地 | チリ/サンティアゴ |
設立 | 2017年1月 |
代表者 | Ignacio Correa |
従業員数 | 約1,000名 |
事業概要 | 自動車オペレーティングリースおよびレンタカー事業 |
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三井物産のマテリアリティ(重要課題)
三井物産は、「世界中の未来をつくる」を企業使命に、さまざまなステークホルダーの期待と信頼に応え、大切な地球と人びとの豊かで夢あふれる明日を実現すべく、サステナビリティ経営の重要課題としてマテリアリティを特定しています。 本件は、5つのマテリアリティの中でも、特に「安定供給の基盤をつくる」の実現に資する取り組みです。
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安定供給の基盤をつくる
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豊かな暮らしをつくる
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環境と調和する社会をつくる
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新たな価値を生む人をつくる
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インテグリティのある組織をつくる