三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 健一、以下「三井物産」)は、風車メンテナンス事業国内最大手の株式会社北拓(本社:北海道旭川市、社長:吉田ゆかり、以下「北拓」)と、洋上風力発電設備の点検・メンテナンス事業を展開するホライズン・オーシャン・マネジメント株式会社(以下「HOM」)を設立しました。
HOMは、北拓および三井物産グループが培ってきた風力発電設備のメンテナンスノウハウと三井物産の国内顧客基盤を活かし、国内洋上風力発電事業者に、風車から基礎構造部に至るまでの設備点検・メンテナンスサービスを包括的に提供します。また、風力発電設備の資機材調達における品質管理・検査業務の代行サービスなど幅広い事業展開を通じ、競争力があり強靭な洋上風力の国内サプライチェーンの形成・充実に貢献することを目指します。
洋上風力発電は、2020年12月に経済産業省が発表した「グリーン成長戦略」の重要分野の一つとして、2040年までに3000~4500万kWの案件形成が目標に掲げられています。三井物産は、設備点検・メンテナンスサービスの確立を通じ、国内洋上風力発電設備の増加に伴う風力発電設備に対する予防保全や長寿命化ニーズの高まりに応えていきます。
三井物産の鉄鋼製品セグメントは、モビリティ・インフラ・エネルギー・流通の4事業分野での、脱炭素化社会、サーキュラーエコノミーといった産業課題の解決、顧客の潜在的ニーズを先取りした事業を展開していきます。本事業は、洋上風力産業への貢献を通じ「環境と調和する社会」の実現を目指すものです。
合弁会社の概要
会社名 | ホライズン・オーシャン・マネジメント株式会社 (英語:Horizon Ocean Management, Ltd.) |
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所在地 | 東京都港区 |
設立 | 2021年4月 |
事業概要 | 日本国内での洋上風力発電設備向け点検・補修事業 |
株主構成 | 三井物産 51%、北拓 49% |
三井物産のマテリアリティ(重要課題)
三井物産は、「世界中の未来をつくる」を企業使命に、さまざまなステークホルダーの期待と信頼に応え、大切な地球と人びとの豊かで夢あふれる明日を実現すべく、サステナビリティ経営の重要課題としてマテリアリティを特定しています。 本件は、5つのマテリアリティの中でも、特に「安定供給の基盤をつくる」、「環境と調和する社会をつくる」の実現に資する取り組みです。
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安定供給の基盤をつくる
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豊かな暮らしをつくる
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環境と調和する社会をつくる
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新たな価値を生む人をつくる
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インテグリティのある組織をつくる