三井物産株式会社(以下「三井物産」)が、100%出資の子会社を通じ、仏Total Eren S.A.とともに参画するアルゼンチン南部の風力発電事業(総発電容量97.2MW)は2021年2月に操業を開始しました。今後20年にわたり、アルゼンチン卸電力市場運営会社であるCAMMESAに売電します。本事業は当社にとって初めてのアルゼンチンでの発電事業となります。
アルゼンチン政府は、国内の再生可能エネルギー供給率を2025年までに20%達成することを目指しています。この目標達成に向け世界銀行の支援を受ける国際入札プロセス「RenovArプログラム」では、これまでに太陽光・風力・バイオマス・小規模水力など、本事業を含めた発電プロジェクト169件が落札されています。
三井物産が日本および海外で運営する発電事業の持分発電容量は11GW(2020年9月末時点)で、そのうち再生可能エネルギーの比率は14%となっています。当社は中期経営計画で2050年のNet-Zero Emissionsを「あり姿」として掲げており、水力を含む再生可能エネルギー比率を2030年までに30%に引き上げる方針です。本事業を通じて、持続可能な環境社会の実現に寄与していきます。


三井物産のマテリアリティ(重要課題)
三井物産は、「世界中の未来をつくる」を企業使命に、さまざまなステークホルダーの期待と信頼に応え、大切な地球と人びとの豊かで夢あふれる明日を実現すべく、サステナビリティ経営の重要課題としてマテリアリティを特定しています。 本件は、5つのマテリアリティの中でも、特に「安定供給の基盤をつくる」、「環境と調和する社会をつくる」の実現に資する取り組みです。
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安定供給の基盤をつくる
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豊かな暮らしをつくる
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環境と調和する社会をつくる
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新たな価値を生む人をつくる
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インテグリティのある組織をつくる