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2024年3月28日、三井物産インドネシア奨学基金の2023年度卒業記念会を開催し、21期生2名の卒業をお祝いしました。
三井物産インドネシア奨学基金は、日本とインドネシアの友好促進と将来両国の架け橋となる人材の育成を目的として1992年に設立されました。このプログラムでは、日本語学校での1.5年間と大学4年間の計5.5年間に対して経済的支援を行い、これまでに52名の奨学生が来日しました。
当日は、駐日インドネシア共和国大使館、運営委員、三井物産貿易奨励会関係者など、日頃から本基金にご協力をいただいている皆さまをはじめ、現役奨学生、卒業生、同窓生など約40名が実参加またはオンライン参加しました。
卒業生の2人は、来日してからの生活や卒業研究など5.5年間を振り返るプレゼンテーションを行いました。大学入学時に新型コロナウイルス感染症の影響により、オンライン中心の授業でしたが、新型コロナウイルス感染症が落ち着いてからは学業のみならず、海外フィールドワークへの参加、ポスター発表やアルバイトなど、さまざまな活動を通じて充実した学生生活を送りました。彼らは4月から日本の大学院の研究室で勉強を続ける予定です。
卒業生からは、「奨学金プログラムをとおして充実した大学生活を送ることができた」「奨学金に応募した時は日本語ができなかったが、日本の大学を卒業して日本の大学院に進学することになり、この奨学金が今の自分につながった」という印象的なコメントもありました。
記念会には2018年にインドネシア総代表として、今回の卒業生を日本に送りだした宇野副社長夫妻も参加し、「グローバル化の時代を踏まえ、二国間の活躍にとどまらず、世界各地で日本での学びを活かして社会課題を解決していけるように頑張ってください」との祝辞が述べられました。
三井物産は、グローバルな事業展開を活かし、奨学生の皆さんが社会課題に関心を持ち、自らの経験や学問を活かして世界を舞台に活躍できる人材の育成を目指して、今後も支援をしていきます。





