お問い合わせ先
- 三井物産 広報部
TEL:080-5912-0321 - お問い合わせフォーム
三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 健一、以下「三井物産」)は、大手資源会社のリオ・ティント社および日本製鉄株式会社と共同で保有する、ローブリバー・ジョイントベンチャー(以下「ローブJ/V」)が操業するウェスト・アンジェラス鉄鉱山の生産能力維持に向け、同鉱山における新規3鉱区の開発を決定しました。開発費用は約998百万豪ドル(約948億円)、当社持分で約329百万豪ドル(約313億円)の見込みです。開発に要する関連当局からの主要な許認可は取得完了し、2027年中の生産開始を予定しています。
ローブJ/Vは1972年より鉄鉱石の出荷を開始し、以来当社の中核事業の一つとして長期的な収益基盤の安定化に貢献してきました。ウェスト・アンジェラス鉄鉱山は年間35百万トン(当社持分約12百万トン)の生産能力を有しており、今回開発を決定した新規鉱区を通じて、同鉱山は今後も長期にわたり生産能力を維持していきます。また、新鉱区は既存の生産設備、鉄道・港湾インフラを活用することで、開発費用を抑制し、既存事業の高いコスト競争力の維持に貢献していく見込みです。
世界の粗鋼生産量はアジアの堅調な需要増加を背景に今後も増加していくことが予想されています。三井物産の鉄鉱石持分生産量は2025年3月末時点で約62百万トン/年ですが、豪州ローズリッジ鉄鉱石事業への参画を以て、将来的に約100百万トン超/年の実現を目指しています。ウェスト・アンジェラス鉄鉱山の新規鉱区開発もその一環であり、中核事業の長期的な収益基盤を更に強化すると共に、社会の発展に不可欠な金属資源の安定供給に貢献していきます。
名称 | ローブリバー・ジョイントベンチャー | |
---|---|---|
操業開始 | 1972年(ウェスト・アンジェラス鉄鉱山は2002年に操業開始) | |
権益比率 | リオ・ティント社 | 53% |
三井物産株式会社 | 33% | |
日本製鉄株式会社 | 14% | |
新規鉱区開発スケジュール | 開発開始:2025年10月以降を予定 生産開始:2027年を予定 |
三井物産のマテリアリティ(重要課題)
三井物産は、「世界中の未来をつくる」を企業使命に、さまざまなステークホルダーの期待と信頼に応え、大切な地球と人びとの豊かで夢あふれる明日を実現すべく、サステナビリティ経営の重要課題としてマテリアリティを特定しています。本件は、6つのマテリアリティの中でも、特に「持続可能な安定供給の基盤をつくる」、「健康で豊かな暮らしをつくる」の実現に資する取り組みです。
持続可能な安定供給の基盤をつくる
環境と共生する世界をつくる
健康で豊かな暮らしをつくる
人権を尊重する社会をつくる
「未来をつくる」人をつくる
インテグリティのある組織をつくる