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三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 健一、以下「三井物産」)は、ブラジルのアルミニウム製錬事業会社ALBRAS - Alumínio Brasileiro S.A.社(以下「Albras社」)に49%出資する日本アマゾンアルミニウム株式会社(本社:東京都中央区、社長:小林 健二、以下「NAAC社」)の第三者割当増資を引き受けました。これにより、NAAC社への出資比率(直接及び間接合計)は、約21%から約46%に引き上がり、Albras社で生産されるアルミ地金のオフテイク(引き取り)数量が年間約8万トンから年間約14万トンに増加します。
NAAC社は、1977年にアマゾンアルミ・プロジェクト(注)への日本側投資会社として設立され、Albras社やアルミナ精製業に出資しています。Albras社のアルミ地金の年間生産量は45万トンで、ブラジル・アマゾン地域で再生可能エネルギーを電源に製造時のCO2排出量を抑制したグリーンアルミを安定的に製造しています。
アルミは、自動車・航空機などの輸送機器、建材、缶、電線など様々な分野で広く使用されると共に、軽量でリサイクルが容易という優れた特徴を持っており、今後更なる需要拡大が見込まれています。一方、アルミ製造には多大な電力を必要とするため、グリーンアルミの需要は年々増加していますが、その供給は限定的であり、今後、益々希少性が高まっていく見込みです。
三井物産は、1960年代から取り組んでいる鉄鉱石や原料炭の資源開発と並び、銅、ニッケル、リチウム、アルミなどの非鉄金属を含めた地下資源の開発・安定供給に寄与しています。近年では、地球温暖化に伴う気候変動の進行が社会課題となっており、グリーンアルミをはじめとするグリーン素材の開発や確保に取り組んでいます。
三井物産は、Industrial Business Solutionsを攻め筋の一つとし、社会の発展に不可欠な資源・素材などの安定供給を通じ、産業課題解決に向けた現実解の提供を目指しています。今回の増資引受に伴うグリーンアルミのオフテイク増量を通じて、低炭素かつ安定供給に資するアルミ事業を強化し、脱炭素社会の実現に貢献していきます。
注)アマゾンアルミ・プロジェクト:ブラジルでアルミニウム製錬(Albras社)とアルミナ精製(Alunorte社)の一貫工場を建設、操業する日本とブラジルの経済協力資源プロジェクト。
会社名 | 日本アマゾンアルミニウム株式会社 (NAAC社) |
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所在地 | 東京都中央区 |
設立年 | 1977年 |
代表者 | 代表取締役社長 小林 健二 |
従業員数 | 11名 |
事業概要 | ブラジルにおけるアルミニウムおよびアルミナ各合弁会社への投融資、経営への参画ならびにアルミニウム地金の引取および分配 |
ウェブサイトURL |
会社名 | ALBRAS - Alumínio Brasileiro S.A. (Albras社、アルブラス社) |
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所在地 | ブラジル連邦共和国パラ州 |
設立年 | 1978年 |
株主構成 | Norsk Hydro ASA (ノルウェー、51%)、日本アマゾンアルミニウム株式会社 (49%) |
従業員数 | 約1,300人 |
事業概要 | アルミニウム新地金の製造・販売および関連事業 |
三井物産のマテリアリティ(重要課題)
三井物産は、「世界中の未来をつくる」を企業使命に、さまざまなステークホルダーの期待と信頼に応え、大切な地球と人びとの豊かで夢あふれる明日を実現すべく、サステナビリティ経営の重要課題としてマテリアリティを特定しています。 本件は、5つのマテリアリティの中でも、特に「安定供給の基盤をつくる」、「豊かな暮らしをつくる」、「環境と調和する社会をつくる」の実現に資する取り組みです。
安定供給の基盤をつくる
豊かな暮らしをつくる
環境と調和する社会をつくる
新たな価値を生む人をつくる
インテグリティのある組織をつくる