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ベトナムBlock Bガス田開発の最終投資決断の実行

2024年3月29日


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 三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 健一、以下「当社」)は、100%子会社である三井石油開発株式会社(以下「MOECO」)を通じて参画する、上流ガス田及びガス火力発電所までの輸送パイプラインを含めた一体開発事業(以下「Block B事業」)につき、事業パートナーのベトナム国営石油ガス会社Vietnam Oil and Gas Group (以下「PVN」)、PetroVietnam Exploration Production Corporation Limited (以下「PVEP」)、PetroVietnam Gas Joint Stock Corporation (以下「PV Gas」)、タイ国営石油ガス会社PTT Exploration and Production Public Company Limited (以下「PTTEP」)と共に、ベトナム時間3月28日に最終投資決断を行い、関連契約を締結しました。

 Block B事業は、MOECOにとって次世代の中核となる事業です。探鉱段階より参画している競争力の高い案件であり、中長期に亘り安定収益が期待されます。日量490百万立方フィートの生産能力を見込み、生産開始時期は2026年末を予定しています。上流事業であるガス田の開発に加えて、ガスを輸送する中流事業の開発も実施予定で、洋上ガス処理設備などの建設費用やパイプライン敷設費用を主とした開発費はMOECO子会社持分で約7.4億米ドル(約1,100億円)*1を予定しています。

 当社は、中期経営計画2026においてGlobal Energy Transitionを攻め筋の一つとして定め、天然ガス・LNGを重要な役割を担う「現実解」として位置づけております。Block B事業は、発電用のガス田開発を通じ持続可能な形で脱炭素社会への移行に寄与する取組みとなります。当社は、今後もグローバルな天然ガス・LNG事業の推進を通じ、エネルギーの安定供給、人々の豊かな暮らしや社会の持続的発展に貢献していきます。

 なお、本件による2024年3月期連結業績への影響は軽微です。

*1 生産開始までに発生するCAPEX(設備投資額)。上流事業(約5.6億米ドル)はJOGMECとの共同出資会社、中流事業(約1.8億米ドル)はMOECO100%子会社を通じた権益保有。

【ガス田開発事業権益保有者】

保有者名

保有割合*2

Vietnam Oil and Gas Group (PVN、オペレーター)

42%

PetroVietnam Exploration Production Corporation Limited (PVEP、PVN子会社)

27%

MOECO Vietnam Petroleum Co., Ltd(MVP)/ MOECO Southwest Vietnam Petroleum Co., Ltd (MSVP)(JOGMECとの合弁*3)

23%

PTTEP Southwest Vietnam Company Limited / PTTEP Kim Long Vietnam Company Limited (PTTEP100%子会社)

8%

【中流事業権益保有者】

保有者名

保有割合*2

PetroVietnam Gas Joint Stock Corporation (PV Gas、PVN子会社)

51%

PVN(オペレーター)

29%

MOECO Southwest Vietnam Pipeline B.V. (MOECO100%子会社)

15%

PTTEP Southwest Vietnam Pipeline Company Limited (PTTEP100%子会社)

5%

*2 保有割合は小数点以下省略
*3 MVP: MOECO 58.74% / JOGMEC 41.26%、 MSVP: MOECO 61.28% / JOGMEC 38.72%

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