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三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 健一、以下「三井物産」)は、インドの大手ブロイラー事業者の一角、Sneha Farms Pvt. Ltd.(スネハ・ファームズ、以下「Sneha」)へ出資参画することを決定しました。出資完了後、同社は三井物産の持分法適用会社となります。
近年、インド全土での1人当たりGDPは約2,400ドルに達し、今後も継続的な経済成長が見込まれています。Snehaはインド南部の大都市であるハイデラバードに本社を構える鶏肉サプライヤーです。飼料製造、ブロイラーの生産、食肉の処理・加工、輸送、小売販売までを一貫して手掛けており、ブロイラー生産量はインドトップクラスを誇ります。
インドはノン・ベジタリアン人口も多く、鶏肉消費が拡大する局面を迎えつつあります。Snehaは今後、三井物産との協業を通じて国内でのシェア拡大を目指し、生産量を5年で2倍に増やす計画です。また、冷凍・冷蔵の調理済食品をはじめとする付加価値品市場にも本格参入する考えです。
三井物産は、今後も継続的な需要の増加が見込まれるタンパク質の安定供給に貢献してまいります。
鶏肉は畜産物の中で最も飼料効率が良いため環境負荷が小さく、食文化における宗教的制約が少ないことから、世界的に需要が拡大するとみられています。三井物産は、子会社であるプライフーズ株式会社などのグループ会社を通じ、長年にわたり鶏肉一貫生産事業を展開してきました。これら国内事業で蓄積した知見を活かし、海外事業を強化しており、2018年にモロッコ・セネガル最大手のZalar Holding S.A.(ザラール・ホールディング)に出資、2024年にはエジプト最大手のWadi Poultry S.A.E(ワディ・ポルトリー)に出資しました。
また、水産分野では、2019年にエビ加工事業で世界トップのベトナムMinh Phu Seafood Joint Stock Company(ミンフー・シーフード)に出資参画し、2024年には世界最大のエビ養殖事業者であるエクアドルのIndustrial Pesquera Santa Priscila S.A.(インダストリアル・ペスケラ・サンタ・プリシラ)へ出資しました。鶏肉と同様、高タンパク低脂肪であり、育成期間が短いエビの養殖加工事業を強化しています。
三井物産は中期経営計画2026において、Wellness Ecosystem Creationを攻め筋のひとつとして定め、健康に資する食の提供により、多様化する消費者のライフスタイルの質向上への貢献を目指しています。本出資参画を通じ、食・ニュートリション領域での事業群の付加価値拡大に取り組み、「食」を通じた健康やウェルビーイングの向上を通じ、人々のより豊かで輝く暮らしの実現を目指します。
会社名 | Sneha Farms Pvt. Ltd. |
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所在地 | インド テランガナ州ハイデラバード |
設立年 | 1982年 |
代表者 | Dendi Varun Reddy(CEO) |
従業員数 | 約5,500名 |
事業概要 | 飼料製造、ブロイラー生産・処理・加工品の製造・販売を手掛ける一貫生産事業 |
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三井物産のマテリアリティ(重要課題)
三井物産は、「世界中の未来をつくる」を企業使命に、さまざまなステークホルダーの期待と信頼に応え、大切な地球と人びとの豊かで夢あふれる明日を実現すべく、サステナビリティ経営の重要課題としてマテリアリティを特定しています。 本件は、5つのマテリアリティの中でも、特に「安定供給の基盤をつくる」、「豊かな暮らしをつくる」の実現に資する取り組みです。
安定供給の基盤をつくる
豊かな暮らしをつくる
環境と調和する社会をつくる
新たな価値を生む人をつくる
インテグリティのある組織をつくる