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ブラジルのアニマルヘルス企業Ouro Fino Saúde Animal社への出資参画

2022年9月9日


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三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀健一、以下「三井物産」は、ブラジルのアニマルヘルス企業Ouro Fino Saúde Animal社(オウロ フィーノ サウージ アニマル、本社:ブラジル・サンパウロ州、以下「オウロ フィーノ」)の株式29.44%取得に合意しました。オウロ フィーノは、ブラジルを中心に中南米に事業基盤を持ち、畜産動物や人間と生活を共にする「コンパニオンアニマル」向け動物用医薬品を開発・製造販売するブラジル第4位のアニマルヘルス企業です。

動物用医薬品とワクチンのアニマルヘルスのグローバル市場規模は現在4兆円超といわれ、食肉需要の着実な伸長や、新興国を中心としたコンパニオンアニマルの飼育頭数の増加などを背景に年率4%成長と堅調に拡大しています。ブラジルは世界第3位のアニマルヘルス市場で年率10%と急成長しています。とりわけ畜産分野は、牛飼育頭数は世界一、豚、鳥の飼育頭数も世界の上位に位置します。また、犬や猫などのコンパニオンアニマルも、富裕層・中間層の人口増加で保有数が増大し、その成長率は畜産を上回り、今後の市場の成長を大きく牽引していきます。
三井物産は2016年にニュートリション・アグリカルチャー本部を創設し、アニマルヘルス事業を傾注領域の一つと捉え、2020年に同業界世界第5位のフランスCevaに出資参画しています。

今般のオウロ フィーノへの出資参画を通じ、三井物産の保有する幅広い事業資産やグローバルなネットワークとのシナジーを創出し、アニマルヘルス産業の発展に貢献していきます。

オウロ フィーノの概要

(1)名称(英文表記) オウロ フィーノ サウージ アニマル株式会社
(Ouro Fino Saúde Animal)
(2)本社所在地 ブラジル サンパウロ州 クラヴィ―ニョス
(3)代表取締役 クレバー ゴメス氏(Mr. Kleber Gomes)
(4)設立年 1987年
(5)株主構成 56.3% 創業者2名(Mr. Bonamichi、Mr. Massari)
29.4% 三井物産
14.3% 機関投資家、個人・法人投資家

オウロ フィーノ本社

オウロ フィーノ本社

コンパニオンアニマル(愛玩動物)

コンパニオンアニマル(愛玩動物)

家畜(牛)

家畜(牛)


三井物産のマテリアリティ(重要課題)

三井物産は、「世界中の未来をつくる」を企業使命に、さまざまなステークホルダーの期待と信頼に応え、大切な地球と人びとの豊かで夢あふれる明日を実現すべく、サステナビリティ経営の重要課題としてマテリアリティを特定しています。 本件は、5つのマテリアリティの中でも、特に「安定供給の基盤をつくる」、「豊かな暮らしをつくる」の実現に資する取り組みです。

  • 安定供給の基盤をつくる

    安定供給の基盤をつくる

  • 豊かな暮らしをつくる

    豊かな暮らしをつくる

  • 環境と調和する社会をつくる

    環境と調和する社会をつくる

  • 新たな価値を生む人をつくる

    新たな価値を生む人をつくる

  • インテグリティのある組織をつくる

    インテグリティのある組織をつくる

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