Main Contents
三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 健一、以下「三井物産」、「当社」)は、クリーンエネルギー投資会社Aker Horizons ASA(以下「Aker Horizons」)が持株会社を通じて保有する再生可能エネルギー(以下「再エネ」)事業者Mainstream Renewable Power Limited(以下「Mainstream」)に出資参画することを本日決定し、同社と関連諸契約を締結しました。当社はMainstream持株会社が実施する575百万ユーロ(約770億円)の第三者割当増資の引き受けを通じて、同社株式の27.5%を取得します。
Mainstreamは中南米・アフリカを中心に陸上・洋上風力並びに太陽光を手掛ける、同地域における再エネ事業のリーディングカンパニーです。
イギリスにおける洋上風力を始めとする6.5GWの開発実績、中南米・アフリカ・アジアにおける建設・操業・開発中計16.6GWの資産を有し、エネルギートランジションを機会とし、グローバルポートフォリオの拡大に向け、今後10年で上記資産の立ち上げを含め25GWの開発を目指しています。
三井物産は、世界各国での大型発電所建設・運営ノウハウやグローバルな顧客ネットワークを活かし、Mainstreamの成長と企業価値向上に貢献します。また本参画を通じて、規模感ある再エネ電源開発を推進し、発電ポートフォリオの更なる良質化・事業を通じた社会のGHG排出量削減加速に繋げます。
Aker Horizonsの親会社であるAker ASA(以下「Akerグループ」)は1841年に創業したノルウェー第2位の石油ガス複合企業グループです。近年脱炭素に舵を切り、再エネ分野の中核企業としてAker Horizonsを設立し、傘下にMainstreamの他、CO2回収・貯留(Carbon Capture and Storage、以下「CCS」)開発事業会社、クリーン水素・アンモニア開発事業会社、洋上風力開発事業会社を保有しております。
三井物産はMainstreamへの経営参画を通じてAkerグループとのパートナーシップを一層拡大し、Mainstreamが開発する再エネ事業を起点に電力物流・エネルギーマネジメント・蓄電池等を活用したエネルギーサービス、クリーン水素・アンモニアの製造・輸出、及びCCS等の次世代の代替エネルギーの共同事業機会を検討していきます。
気候変動による低炭素・脱炭素への社会的要請を踏まえ、三井物産は今後も多様なアプローチと総合力の発揮により、当社のグリーントランスフォーメーションを強力に推進し、再エネをコアとする事業群の付加価値拡大に取り組んでいきます。
尚、Mainstreamの27.5%株式の取得は2022年4月に実行予定であり、2022年2月3日に公表した当期連結決算業績予想には影響ございません。
1. Mainstream概要
名称 | Mainstream Renewable Power Limited |
---|---|
本店所在地 | アイルランド ダブリン |
設立年月 | 2008年2月 |
代表者 | Mary Quaney(CEO) |
事業内容 | 再エネ電源開発 |
出資構成 (当社参画後) |
Mainstream持株会社 100% (Mainstream持株会社への出資を通じて当社が27.5%、Aker Horizonsが54.4%、その他株主が18.1%を間接保有) |
ウェブサイト |
2. Aker Horizons概要
名称 | Aker Horizons ASA |
---|---|
本店所在地 | ノルウェー オスロ |
設立年月 | 2020年8月 |
代表者 | Kristian Røkke(CEO) |
事業内容 | クリーンエネルギー投資
|
ウェブサイト |