三井物産株式会社（本社：東京都千代田区、社長：堀健一、以下「三井物産」）は、大手資源会社のBHP社（以下「BHP」）と、同社が保有するウェスタン・リッジ鉄鉱床の一部権益を取得する事で合意し、本日関連契約書に署名致しました。
同時に伊藤忠商事株式会社（本社：東京都港区、社長COO：石井敬太、以下「伊藤忠商事」）も、同鉄鉱床の一部権益を取得する事でBHPと合意しており、これに伴い、ウェスタン・リッジ鉄鉱床の権益比率は三井物産7%、BHP85%、伊藤忠商事8%となる予定です。

鉄はあらゆる産業の基盤となる金属です。アジアの堅調な需要を背景に、世界の鉄鋼需要は今後も成長を継続すると予想されています。

4つの鉱床から成るウェスタン・リッジ鉄鉱床は西豪州ピルバラ地域に位置し、三井物産・BHP・伊藤忠商事が共同で操業中の鉄鉱山に隣接しています。操業コストの低い露天掘り鉱山であり、既存のインフラを活用し開発費用を抑制することで、開発後は高いコスト競争力の実現が見込まれています。三井物産の豪州鉄鉱石事業の長期的な安定操業・生産量維持を目的に、今般新たに開発を行うものです。ウェスタン・リッジ鉄鉱床の開発は、政府当局からの各種許認可取得をもって開始予定です。

三井物産は、中期経営計画において金属資源を中核分野の一つと位置付けています。今後も鉄鉱石事業の維持・拡大を通じ、社会の発展に不可欠な資源の持続可能な安定供給に取り組んでいきます。