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三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永竜夫、以下「三井物産」)は、大手資源会社のBHP社(以下「BHP」)および伊藤忠商事株式会社(以下「伊藤忠」)と西豪州で共同運営する鉄鉱石事業のマウント・ゴールズワージィJV(権益比率:三井物産7%、BHP 85%、伊藤忠8%)を通じて、サウス・フランク鉄鉱山の開発を行うことを決定しました。総開発費は先行投資分を除き34億米ドルを予定し、持分権益比率に応じて三井物産は約2.4億米ドルを投資します。2021年に生産を開始し、25年以上に亘り生産を継続する予定です。
サウス・フランク鉄鉱山は西豪州ピルバラ地域に位置し、終掘が近づいている近隣のヤンディ鉄鉱山の年間生産能力80百万トンを代替していきます。操業コストの低い露天掘りで高品位の大型優良鉄鉱山であり、既存のインフラを最大限活用することで開発費用を大きく抑制し、高いコスト競争力を実現します。
三井物産は、西豪州地域でBHPおよび伊藤忠と1967年から長年に亘り鉄鉱石事業のパートナー関係にあり、現在4つの共同事業を運営しています。2017年度の年間出荷量は合計で約270百万トンであり、2019年度までに290百万トンへの拡張を進めていきます。
三井物産は、中期経営計画において金属資源を中核分野の一つと位置付けており、鉄鉱石事業では既に世界トップクラスにあるコスト競争力の更なる強化に取り組んでいます。中国の急速な成長による資源のスーパーサイクルは一巡しましたが、アジアを中心として需要は引き続き底堅いと見込まれており、特に環境負荷の低い高品位の資源に対するニーズが高まっていくと予想されます。コスト競争力の強化、持分生産量の拡大、鉱量の拡充を三位一体として、競争優位性を高めて収益基盤の強化を図っていきます。