お問い合わせ先
- 三井物産 広報部
TEL:080-5912-0321
FAX:03-3285-9819 - お問い合わせフォーム
三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永竜夫、以下「三井物産」)は、チリ国の大手サーモン養殖・加工・販売事業会社であるMultiexport Foods S.A.(以下「マルチエキスポート社」)の子会社Salmones Multiexport S.A.(以下「サルメックス社」)の第三者割当増資を引受け、出資参画することで合意しました。また、この第三者割当増資引受に加え、現在保有しているサルメックス社の子会社Multiexport Pacific Farms S.A.(以下「MPF社」)株式とサルメックス社株式との交換も併せて実施し、合計でサルメックス社株式の23.4%を約101百万米ドル(約121億円)で取得します。
世界的な人口増加や生活水準の向上を背景に、良質の動物性タンパク源である水産物の需要は年々増加しており、再生産可能な養殖水産物に対するニーズはますます高まっています。三井物産はその中でも国際流通性が高く、養殖技術が確立されているサーモンに着目し、養殖の適地が限られる中で増産余力が高いと見込まれるチリ国でのサーモン事業1号案件として2013年にMPF社に出資参画し、日本を始めとしたアジア向け銀鮭・トラウト養殖事業に従事してきました。こうした事業経験を踏まえ、この度MPF社の親会社であるサルメックス社に出資先を変更、マルチエキスポート社の中核事業であり、且つ世界の主要流通品であるアトランティックサーモンの養殖・加工・販売事業に参画し、当社サーモン事業2号案件としてチリ国におけるサーモン事業の更なる拡大を目指します。
マルチエキスポート社は、養殖から加工までの一貫生産設備を有するチリ国有数の大手サーモン事業会社の1社であり、自社グループで養殖・加工したスモークサーモン、切り身、刺身等の商品をアメリカやブラジル、日本などを主要マーケットとして販売しています。
三井物産は、日本市場を中心にマルチエキスポート社商品を約20年間に亘って販売しており、こうしたマーケットへの一層の安定供給を図るとともに、サルメックス社への出資を契機に、自社グループのネットワークを活かし、更なる需要増が期待されるグローバル市場への販路拡大に力を入れ、サルメックス社の企業価値向上に取り組んでいきます。また、マルチエキスポート社との共同事業を通じ、チリ国サーモン業界の発展に貢献していきます。
名称 | Multiexport Foods S.A. マルチエキスポート・フーズ・エス・エー社 (チリ国サンチアゴ証券取引所に上場) |
---|---|
所在地 | チリ、プエルトモント |
設立年 | 1983年 |
資本金額 | 153百万米ドル(2015年6月末) |
代表者 | José Ramón Gutiérrez, Executive Chairman (ホセ・ラモン・グティエレス 会長) |
事業内容 | サーモン・トラウトを中心とした水産物の養殖・加工・販売 |
所在地 | チリ、プエルトモント |
---|---|
設立年 | 1987年(Alimentos Multiexport社として設立) |
資本構成(三井物産出資後) | マルチエキスポート社:76.6% 三井物産:23.4% |
代表者 | José Ramón Gutiérrez, Executive Chairman (ホセ・ラモン・グティエレス 会長) |
事業内容 | アトランティックサーモン・銀鮭・トラウト養殖・加工・販売 |
ご注意:
本発表資料には、将来に関する記述が含まれています。こうした記述は、現時点で当社が入手している情報を踏まえた仮定、予期及び見解に基づくものであり、既知及び未知のリスクや不確実性及びその他の要素を内包するものです。かかるリスク、不確実性及びその他の要素によって、当社の実際の業績、財政状況またはキャッシュ・フローが、こうした将来に関する記述とは大きく異なる可能性があります。こうしたリスク、不確実性その他の要素には、当社の最新の有価証券報告書、半期報告書等の記載も含まれ、当社は、将来に関する記述のアップデートや修正を公表する義務を一切負うものではありません。また、本発表資料は、上記事実の発表を目的として作成されたものであり、日本国内外を問わず一切の投資勧誘またはそれに類する行為を目的として作成されたものではありません。