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アラブ首長国連邦「ウム・アル・ナール発電・海水淡水化プロジェクト」の持分売却について

2015年5月14日


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三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永竜夫、以下「三井物産」)は、東京電力株式会社の100%子会社であるテプコインターナショナル社および英国インターナショナルパワー社(現ENGIE社 (旧GDFスエズ社))と共同で設立した投資会社、ITM Investment Company Limited(以下「ITMI社」)を通じてアラブ首長国連邦「ウム・アル・ナール発電・海水淡水化プロジェクト」に出資していましたが、三井物産が保有するITMI社の全株式(出資比率15%)をテプコインターナショナル社に売却することで合意し、2015年5月14日に売却を完了しました。

三井物産は、昨年5月に公表した新中期経営計画において、強靭なキャッシュ創出力を源に成長投資と株主還元の両立を目指すことを基本方針の一つに掲げており、今回の売却は、同方針の下で、ポートフォリオの良質化と組み換えを図るため、戦略的な資産リサイクルを実行したものです。

アラブ首長国連邦「ウム・アル・ナール発電・海水淡水化プロジェクト」概要

事業内容

(1)所在地 アラブ首長国連邦首都アブダビ市の東方約15km
(2)総事業費 約2,500億円
(3)発電出力 220万kW
(4)海水淡水化能力 日量65万トン
(5)発電方式 コンバインドサイクル発電
(6)主燃料 天然ガス(パイプラインにて輸送)
(7)ガス供給 アブダビ水電力会社(ADWEC)がアブダビ国営石油(ADNOC)から調達し供給
(8)販売先 アブダビ水電力会社(ADWEC)
(9)事業期間 2007年から20年間のBOO(build-own-operate)方式※
(10)コンソーシアム 東京電力/三井物産/英国インターナショナルパワー社

※民間事業者が自ら資金を調達して施設を建設し(build)、一定期間、管理・運営(operate)を行い、所有権も維持する(own)。

プロジェクトスキーム図

プロジェクトスキーム図

プロジェクト位置

プロジェクト位置

プロジェクト外観

プロジェクト外観

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