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マレーシアでの業務用トマト加工品製造・販売事業への参画

2015年3月13日


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三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:飯島 彰己、以下「三井物産」)は、カゴメ株式会社(本社:愛知県名古屋市、社長:寺田 直行、以下「カゴメ」)、並びにマレーシアの業務用調味料メーカーであるLongson Food Products Sdn. Bhd(以下「ロンソン社」)と共同で、アセアン地域などハラル市場向けに業務用トマト加工品と調味料の製造・販売を行う事業会社(以下「本事業会社」)を設立しました。三井物産とカゴメは、共同出資会社を通じて本事業会社の株式の65%を保有します。

経済発展と人口増加が続くアセアン地域では、総人口約6億人のうちイスラム教徒が50%弱を占めており、イスラム教に則ったハラル食品の更なる需要拡大が見込まれています。また同地域では食生活の多様化に伴って、欧米外食チェーンの出店が増加しており、ピザソース等のトマト加工品及び調味料市場が拡大すると予想されます。

カゴメはトマト加工品事業の大手で、欧米外食チェーンにも顧客基盤を持ち、成長著しい海外市場での事業展開を加速しています。一方、ロンソン社は創業以来マレーシアで調味料の製造を手掛けており、ハラル認証取得の豊富な知識や経験を有しています。
また三井物産はグローバルな原料調達力及び域内ネットワークを活かした新規顧客開拓力を備えており、カゴメの顧客基盤とロンソン社のハラル調味料の製造ノウハウを組み合わせ、アセアン地域を中心とした業務用トマト加工品及び調味料市場への本格参入を図ります。

三井物産では、食需要の拡大する新興国など海外市場において、消費者ニーズを的確に捉えた商品の製造事業を進めていきます。今回の本事業会社への出資参画を通じて、今後も成長が期待されるアセアン地域のハラル市場での事業展開を加速するとともに、新しいニーズに応じた商品を提供し、現地食文化への貢献を目指します。

事業スキーム

事業スキーム

本事業会社の概要

正式名称 Kagome Longson Pdn. Bhd (カゴメ ロンソン)
所在地 マレーシア・セランゴール州ハラル工業地帯
代表者 Soh Kinn Roo, Managing Director (ソウ キン ルー)
設立年月 2015年2月
資本金 2百万マレーシアリンギット(約64百万円)
出資比率 共同出資会社(正式名称:KMB DL Investment Singapore Pte. Ltd.) 65%
ロンソン社 35%
事業内容 トマト加工品及び調味料の製造・販売

ロンソン社の概要

正式名称 Longson Food Products Sdn. Bhd. (ロンソン フード プロダクツ)
所在地 マレーシア・セランゴール州プタリン・ジャヤ特別市
代表者 Soh Kinn Roo, Managing Director (ソウ キン ルー)
設立年 1982年
資本金 0.26百万マレーシアリンギット(約8.4百万円、2013年12月31日時点)
売上高 13百万マレーシアリンギット(416百万円、2013年12月期)
従業員数 62人
事業内容 調味料の製造・販売

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