Main

インドにおける農業機械製造販売事業への参画

2014年4月28日


Main Contents

三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:飯島彰己、以下「三井物産」)は、ヤンマー株式会社(本社:大阪市北区、社長:山岡健人、以下「ヤンマー」)、およびインド中堅財閥であるMurugappa Group傘下のCoromandel International Limited (以下「CIL社」)と、インドに稲作用の農業機械製造・販売・サービス会社Yanmar Coromandel Agrisolutions Pvt. Ltd.(仮称、以下「YCA社」)を設立することで合意し、4月25日に契約を締結しました。三井物産はアジア・大洋州三井物産株式会社を通じてYCA社株式の20%を取得する予定です。

インドは、全人口の約6割が農業に従事し、稲作面積世界第1位の農業大国ですが、都市化の進展により小規模農家の土地離れが起きており、農業人口が徐々に減少しています。その一方で、人口増加に伴う食糧増産が喫緊の課題となっていることから、労働集約的な稲作に機械を導入して働き手不足を補い、収穫量の安定的な増産を図ることが必要とされています。

Murugappa Groupは、肥料・農薬事業や製糖事業等を営む中堅財閥で、CIL社は同グループ売上の約38%を占める旗艦企業であり、南インドの農村部を中心とした事業展開を行っています。また、ヤンマー社は2011年にインド法人を設立し、主として日本及び中国で製造する農業機械を輸入販売しています。

三井物産は、肥料・農薬の取引を通じてMurugappa Group並びにCIL社との関係強化を図ってきましたが、今回、ヤンマーとともに稲作用農業機械の製造・販売・サービスを行うYCA社を設立するものです。三井物産は事業を通じた3社のパートナーシップをより強化しつつ、田植え機などヤンマー製及びYCA社製農業機械の拡販に努め、インド農業の機械化に貢献していきます。

CIL社概要

名称 Coromandel International Limited
(コロマンデル・インターナショナル・リミテッド)
所在地 インド、ハイデラバード市
設立年 1961年
代表者 Mr. Kapil Mehan(カピル・メハン)/Managing Director
資本関係 インド、国立証券取引所及び、ボンベイ証券取引所に上場
事業内容 肥料・農薬の製造販売、その他農業機械化支援サービス

YCA社概要(仮称)

名称 Yanmar Coromandel Agrisolutions Private Limited
(ヤンマー・コロマンデル・アグリソリューションズ・プライベート・リミテッド)
所在地 インド南部(予定)
設立年 2014年6月(予定)
代表者 未定
出資構成 Yanmar Asia (Singapore) Corporation Pte. Ltd.:40%
CIL社:40%、アジア・大洋州三井物産株式会社:20%
資本金 4億ルピー(約6.7億円)
事業内容 インドに於ける、田植機・コンバイン等の製造・販売・サービス

ご注意:
本発表資料には、将来に関する記述が含まれています。こうした記述は、現時点で当社が入手している情報を踏まえた仮定、予期及び見解に基づくものであり、既知及び未知のリスクや不確実性及びその他の要素を内包するものです。かかるリスク、不確実性及びその他の要素によって、当社の実際の業績、財政状況またはキャッシュ・フローが、こうした将来に関する記述とは大きく異なる可能性があります。こうしたリスク、不確実性その他の要素には、当社の最新の有価証券報告書、四半期報告書等の記載も含まれ、当社は、将来に関する記述のアップデートや修正を公表する義務を一切負うものではありません。また、本発表資料は、上記事実の発表を目的として作成されたものであり、日本国内外を問わず一切の投資勧誘またはそれに類する行為を目的として作成されたものではありません。

Information