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三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:飯島彰己、以下「三井物産」)は、ヤンマー株式会社(本社:大阪市北区、社長:山岡健人、以下「ヤンマー」)、およびインド中堅財閥であるMurugappa Group傘下のCoromandel International Limited (以下「CIL社」)と、インドに稲作用の農業機械製造・販売・サービス会社Yanmar Coromandel Agrisolutions Pvt. Ltd.(仮称、以下「YCA社」)を設立することで合意し、4月25日に契約を締結しました。三井物産はアジア・大洋州三井物産株式会社を通じてYCA社株式の20%を取得する予定です。
インドは、全人口の約6割が農業に従事し、稲作面積世界第1位の農業大国ですが、都市化の進展により小規模農家の土地離れが起きており、農業人口が徐々に減少しています。その一方で、人口増加に伴う食糧増産が喫緊の課題となっていることから、労働集約的な稲作に機械を導入して働き手不足を補い、収穫量の安定的な増産を図ることが必要とされています。
Murugappa Groupは、肥料・農薬事業や製糖事業等を営む中堅財閥で、CIL社は同グループ売上の約38%を占める旗艦企業であり、南インドの農村部を中心とした事業展開を行っています。また、ヤンマー社は2011年にインド法人を設立し、主として日本及び中国で製造する農業機械を輸入販売しています。
三井物産は、肥料・農薬の取引を通じてMurugappa Group並びにCIL社との関係強化を図ってきましたが、今回、ヤンマーとともに稲作用農業機械の製造・販売・サービスを行うYCA社を設立するものです。三井物産は事業を通じた3社のパートナーシップをより強化しつつ、田植え機などヤンマー製及びYCA社製農業機械の拡販に努め、インド農業の機械化に貢献していきます。
名称 | Coromandel International Limited (コロマンデル・インターナショナル・リミテッド) |
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所在地 | インド、ハイデラバード市 |
設立年 | 1961年 |
代表者 | Mr. Kapil Mehan(カピル・メハン)/Managing Director |
資本関係 | インド、国立証券取引所及び、ボンベイ証券取引所に上場 |
事業内容 | 肥料・農薬の製造販売、その他農業機械化支援サービス |
名称 | Yanmar Coromandel Agrisolutions Private Limited (ヤンマー・コロマンデル・アグリソリューションズ・プライベート・リミテッド) |
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所在地 | インド南部(予定) |
設立年 | 2014年6月(予定) |
代表者 | 未定 |
出資構成 | Yanmar Asia (Singapore) Corporation Pte. Ltd.:40% CIL社:40%、アジア・大洋州三井物産株式会社:20% |
資本金 | 4億ルピー(約6.7億円) | 事業内容 | インドに於ける、田植機・コンバイン等の製造・販売・サービス |
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