[三井物産のビジネス最前線]
あらゆるニーズに応えてビジネスを変革していく力。三井物産の「いま」の姿
株主通信 2022年冬号
気候変動への対応を機会ととらえ、デジタル技術で事業成長を加速する
温室効果ガスの削減量や排出量を正しく算出・可視化するデジタル技術の提供
近年、社会における気候変動問題のとらえ方が変化しつつあります。三井物産でも、自社のGHG(温室効果ガス)排出量だけでなく社会全体の排出量をいかに減らしていくかという視点に立ち、気候変動問題の解決をビジネスの機会ととらえて取組みを加速させています。
脱炭素社会の実現のためにはGHG排出量の正確な算出と可視化が必要であり、ここに新たなビジネスの機会があります。2022年2月に設立したe-dash株式会社では、企業のGHG排出量の算出・可視化を中心に脱炭素化を全面的に支援するプラットフォームを提供しており、金融機関と多く連携し、中堅・中小企業を中心に数多く採用されています。また同年8月には、ISOに基づいて製品単位でGHG排出量を算定・可視化できる国内初のプラットフォーム「LCA Plus」を構築しました。メーカーをはじめとしたさまざまな企業にご提供を開始しており、現在特許出願中です。そのほか、脱炭素に関心を寄せる生活者に向けた「Earth hacks」など、特色あるプラットフォームの開発・提供も行っています。社有林「三井物産の森」では航空測量デジタルデータを活用し、効率的にGHG削減・吸着量を算出する取組みを行っており、自社で保有する社有林に加えて、全国の公有林への展開を開始しています。
今後も2050年の「あり姿」であるネットゼロエミッションを目指し、事業を通じて環境と調和した社会づくりに貢献していきます。
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