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[新たな価値創造への挑戦]
EV事業拡大に向けたロードマップ

株主通信 2018年夏号


当社が新たな成長分野と定めるモビリティ(移動手段)分野のなかでも、「電動(EV)化」は、成長が見込める分野です。当社は、EV導入が加速している欧州でインフラを含め総合的にEV化を支援するビジネスモデルを構築し、他地域でも展開していきます。

STEP 1

EV完成車の製造事業に参画

プレミアムEVやEVバスの完成車製造事業に参入。
出資を通じ、EV設計開発能力およびコア部品量産能力を獲得。

プレミアムEV Lucid

当社は、2010年に米国のスタートアップ企業Lucid Motors社へ出資するなど、かねてからEV(電気自動車)の将来性に着目してきました。
蓄電池、モーター、ソフトウエアなどのEV中核技術を網羅する同社は、1回の充電で640kmの走行が可能なプレミアムEVの量産化を2020年に予定しています。当社は、完成車の販売や部材の供給をはじめ、さまざまな側面から同社との協業を提案していきます。

EVバス CaetanoBus

2017年12月、当社はポルトガルのCaetanoBus社に出資参画しました。同社は、2010年よりEVバスの開発に取り組んでおり、2016年からは空港乗客用EVバスの販売を開始、2017年にはEV路線バスの商業生産をスタートさせ、欧州で販売しています。
走行ルート、距離、運行時間を計算しやすい路線バスは、乗用車に先行してEV化が普及すると予測されます。当社では、グローバルネットワークを活用して同社製バスの拡販を支援します。

STEP 2

電池事業に参画

電池関連事業

EV完成車の製造で培った技術、業界ネットワークを活用し、EV化に欠かせない電池関連事業に参画。

EV化に欠かせない電池技術や、周辺システムも含めた電池パック技術を獲得するため、2017年12月に、当社はフランスのForsee Power社に出資参画しました。同社はEVバス向けを中心に豊富な電池パック納入実績を有するだけでなく、電池リース事業への進出にも積極的です。同社への出資を通じ、当社はEVバスなどの車載用に電池をリースする事業に参画し、さらに使用済み電池を定置型蓄電池として再利用・再リースする総合電池サービス事業に挑戦します。

STEP 3

EV関連のサービス事業に参画

サービス事業

EV向けの電池リースや、エネルギーマネジメントなどを含めたパッケージサービス提供を目指す。

EVの普及は、電力需要の増大による送電網への負荷増大にもつながる一方で、車載電池を利用し、送電網の安定化を助けることも可能です。当社は2017年10月、ドイツのThe Mobility House社に出資参画しました。同社は、EV充電システムの販売や中古EV電池を利用した定置型蓄電プロジェクトを開発、さらには停車中のEVを活用した電力需給調整サービスの実証実験も行っています。当社はこの参画を通じ、送電網の安定化にEVを活用することで、EVの所有者が副収入を得る革新的なビジネスモデルに挑戦します。

EV事業において目指すビジネスモデル

当社は、これまで出資したEVメーカー(Lucid Motors社、CaetanoBus社)、電池パックメーカー(Forsee Power社)、EV用電池を利用したエネルギーマネジメント会社(The Mobility House社)などを有機的に結びつけ、包括的なソリューションを提供する新たなビジネスモデルの構築を目指しています。たとえば、ある街で路線バスのEV化が検討された場合、当社は街のEV化を加速させる役割を担いたいと考えています。具体的には、EVバスの供給、電池リース機能提供、エネルギーマネジメントを含めた包括的なサービスを提案することです。さらに、将来的には使用済み電池の再利用・再リースに関わるビジネスも視野に入れています。
当社はこれらの取り組みを、まずは欧米において開始し、そこからアジアへと広げていきます。

EVの市場別予測

三井物産が出資する関係会社同士をつなげ、EV市場全体の拡大・成長を目指す。

EV事業において目指すビジネスモデル

三井物産が創るEV化の未来

モビリティのEV化は、自動車産業に加え、電力、電池を含めた3つの産業が緊密に関わっています。EV化が促進されることで、3つの産業を通してさまざまな影響が波及し、社会の大きな変化につながっていきます。電力産業(エネルギー)では、街のインフラを最適化するスマート化が進み、電池産業(マテリアル)では、「循環型社会」の実現に向け、電池の再利用・リサイクルが進み、自動車産業(モビリティ)では、バス・鉄道などのさまざまな移動手段を含めた、輸送効率の最適化に向けた取り組みが進むと考えられます。
当社はこのエネルギー、マテリアル、モビリティという3つの要素を最適にマネジメントするスマート社会の実現に貢献することで、さまざまな社会課題を解決していきます。

モビリティのEV化を起点に、スマート社会の実現に貢献。

EV事業において目指すビジネスモデル

  • IR優良企業大賞
  • ディスクロージャー2021年度優良企業賞
  • Member of Dow Jones Sustainability Indices
  • FTSE4Good
  • FTSE Blossom Japan Index
  • MSCI日本株女性活躍指数
  • なでしこ銘柄
  • インターネットIR 優秀賞

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