Main

2026年「年頭の辞」

2026年1月5日


Main Contents

三井物産 社長 堀 健一による全役職員向け「2026年 年頭の辞」を下記の通りお知らせします。

新しい年を迎えるに当たり、年頭の辞として3つのことをお話しします。

揺れる世界に対する現実解

昨年を振り返ると、様々な事象が早いスピードで進み不確実性が継続するなか、世界各地で働く当社の仲間は、それぞれの持ち場で会社全体のリソースも活用しながら、実りある挑戦を続ける姿を見せてくれました。皆さんの日々の努力に感謝します。
当社のミッションは、世界が揺れるなか、そして産業構造が変化するなか、長期の視座にもとづく現実解を提供することにあります。これは簡単なことでなく、会社全体での目線の高い準備が前提となります。幸い、皆さんはお客様が直面される現実とご要請の本質を理解するように努めて、その結果、部門間の垣根を排除することが当たり前であるように行動して、部門をまたいだ専門知見を組み合わせて現実解を編み出しています。これは三井物産流のイノベーションの発揮でもあります。また、同時並行的に、多様な経験・バックグラウンド・スキルを持つ人材がより機動的に集結して、皆さんが新たなソリューションを創造する場面も多く見てきました。人材の多様性がもたらす組織実力値の向上とはどういうものか、会社のいたるところで、その意識が高まっていると思います。本年は更に高い志をもって、この現実解を生み出す力の源泉に磨きをかけていきます。

AIを組み込む企業成長

長期的価値を生み出し、より明るい未来を創ることを使命とする当社は、AIテクノロジーを組み込むビジネス展開を、できる限りの高い目線で、検証して実行していきます。ヘルスケア、ビジネスアウトソースの各分野を筆頭に当社がビジネスを展開する様々な産業・金融領域で高い潜在性があり、各現場で踏み込んだ形で、ビジネスの検証と構築が進んでいます。またその流れで、会社中のプロフェッショナルたちがAIの応用に取り組むマインドセットを醸成しつつあります。キャリアを積み始めているメンバーたちが、AIエージェントを活用して経験を補いながらビジネス開拓をしていけるので、複雑な交渉を通じて相手との信頼関係を構築し人間ならではの判断力や創造力、突破力を一段と早いペースで磨く姿が容易に想像されます。経験豊富なマネージャーがAIにより知見をアップデートし、後輩に共有していくことも、従来に比べて遥かに容易になり、各世代やビジネス領域にわたるプロフェッショナル達の学習のサイクルが高速に進むと考えます。現場へ出向き、プロとしての五感を働かせながら、案件を推進する人間どうしの共感を高める、このような人間本来の役回りを標榜する当社のメンバーだからこそ、AIは大変効果的な道具になると確信しています。

次期中期経営計画に向けて

もう何年も前からになりますが、私は皆さんに会社全体としてギアを二段上げよう、ということを申し上げてきました。激変する事業環境に対して十二分な準備のもと果敢に挑むために、一段ギアを上げる。そして、その中で先駆的な成果を積み上げて企業として一歩先んじるために、さらにもう一段ギアを上げる。このような趣旨でした。その後、現中期経営計画期間が残すところ3か月となった本日時点で全社を見渡しますと、皆さんはまさにこの「ツー・ノッチ」の実践をチーム全体でみせてくれていると思います。その大いなる意気込みに敬意を表します。
おかげで、現業の強化、将来への種まきが進捗しています。このモメンタムを土台として、2030年に向けて当社の企業力を大きく上げていきたいと考えます。昨年以来皆さんと準備をしてきている次期中期経営計画は、この格段にレベルアップする三井物産への羅針盤としていきましょう。確りしたバランス力、業際と地域をまたがる当社独自の連携モデルを駆使して、世界に現実解を提供し続けていきましょう。

2026年が、社員の皆さんとご家族にとって健康で幸せな一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。