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三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 健一、以下「三井物産」)は、欧米で燃料電池自動車(FCEV)の車載燃料用や水素の陸上輸送用等に使用される圧縮水素タンク・システム及びバッテリーシステム、車両インテグレーション事業者のノルウェーのヘキサゴンプルス(Hexagon Purus ASA、以下「Purus社」)の転換社債5億ノルウェークローネ(約66億円)の引受けに合意しました。またPurus社と新たに戦略提携に関する諸契約を締結し、各種案件の共同推進と共に、将来のPurus社の増資機会を捉えて当社の追加出資参画を検討します。
三井物産は、世界最大の炭素繊維強化プラスチック製高圧ガス容器メーカーであるヘキサゴンコンポジット(Hexagon Composites ASA)に2016年から出資参画し、同社との協業に取り組んできました。同社子会社の一社であるPurus社は、圧縮水素タンク製造、及びタンクを用いた水素供給システム設計や商用車のインテグレーションにノウハウを持ち、水素を中心にモビリティ向け脱炭素ソリューションを提供する事業会社として、技術開発力を高め顧客開拓を進めています。現在、欧州、米国等世界各地で気候変動対応に向けた助成金制度や、内燃機関車に対する規制、ZEV(Zero Emission Vehicle=ゼロエミッション車)に対する奨励策が具体化してきており、それらの解決手段の一つとして特にトラック、バス等商用車領域でのFCEVの採用、また地産地消型の水素輸送需要の拡大が予想されます。Purus社はこれに備えて欧米他各地で製造設備を増強予定で、三井物産は転換社債引受け等を通じ、Purus社の設備投資の資金需要を支えます。また戦略提携を通じ三井物産の事業・顧客基盤との連携によるモビリティ領域の電化における新規事業機会を創出し、企業価値の向上につなげつつ、商用車に加え、船舶、鉄道、空港等のモビリティのゼロエミッション化の実現に貢献していきます。
会社名 | Hexagon Purus ASA(ヘキサゴンプルスエーエスエー) |
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所在地 | ノルウェー オーレスン市 |
設立年 | 2001年 |
代表者 | Morten Holum |
従業員数 | 約400名 |
事業概要 | 水素タンク及びシステム、水素輸送用トレーラー、ビークルインテグレーション事業 |
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三井物産のマテリアリティ(重要課題)
三井物産は、「世界中の未来をつくる」を企業使命に、さまざまなステークホルダーの期待と信頼に応え、大切な地球と人びとの豊かで夢あふれる明日を実現すべく、サステナビリティ経営の重要課題としてマテリアリティを特定しています。本件は、6つのマテリアリティの中でも、特に「環境と共生する世界をつくる」、「健康で豊かな暮らしをつくる」の実現に資する取り組みです。
持続可能な安定供給の基盤をつくる
環境と共生する世界をつくる
健康で豊かな暮らしをつくる
人権を尊重する社会をつくる
「未来をつくる」人をつくる
インテグリティのある組織をつくる