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三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永竜夫、以下「三井物産」)は、アセンダス・シンブリッジ・グループ(本社:シンガポール、社長:ミゲル・コー、以下「ASB社」)と共同で中国・上海市中心地区のオフィスビルリノベーション事業に参画することになり、この度出資関連の契約を締結しました。本事業は、既存オフィスビル2棟Ascendas Plaza(以下「APビル」)、Ascendas Innovation Place(以下「AIPビル」)の一部をリノベーションするもので、三井物産はASB社設立の投資ビークルの持分45%を取得します。本事業への出資総額は約180億円を予定しています。
APビルは、大型商業施設等が集積する徐家匯(Xu Jia Hui、シージャーホゥエイ)エリアに位置し、近年地下鉄駅を中心に再開発が加速していることから更なる発展が見込まれるエリアです。
AIPビルは、人民広場や南京路歩行者街に隣接した場所にあり、当エリアは「人民公園」~「外灘(バンド)」まで続く長い歴史を持つ上海を代表する大繁華街です。APビル・AIPビル共に地下鉄2駅(4路線)から徒歩5分程度に立地しており、非常に高い交通利便性を有しています。
働き方の多様化で、米国や日本等のオフィス市場で拡大しているCo-Working事業者は最近中国にも進出を加速しています。AIPビルには、上海初進出となるASB社傘下のCo-Working事業者「thebridge」と世界最大手のCo-Working事業者WeWork傘下の「naked Hub」がテナントとして入居しています。
ASB社は、2百億シンガポールドルを超える運用資産ポートフォリオを有し、持続可能な都市開発およびビジネススペースソリューションを提供するリーディング・プロバイダーです。タウンシップや多目的な総合開発、ビジネスパーク、工業団地、オフィス、ホテルや物流施設をはじめとする都市化プロジェクトに携わっています。シンガポールに本社を置き、現在アジア、オーストラリア、ヨーロッパ、および北米を含む世界11カ国に進出しています。三井物産とASB社の共同事業は、シンガポールのギャラクシス案件・CPFビル再開発案件、マレーシア・イスカンダル地区のヌサジャヤテックパーク案件に続き、本件が第4号案件となります。
三井物産は、日本国内でのオフィスビルや物流施設の開発・REIT運営事業に加え、中国での物流施設開発、シンガポールでのビジネスパーク・オフィス開発、産業施設特化型REITなどの運営を手掛け、国内外で収益不動産のビジネスモデルに取り組んできました。今後、中国を含めたアジア全域でオフィスビルや物流・産業施設などの収益不動産事業を更に展開していきます。
物件名称 | Ascendas Plaza(アセンダス プラザ) |
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所在地 | 中国 上海市 徐匯区 Tianyaoqiao Road 333号 |
交通 | 地下鉄4号線「上海体育場」駅徒歩5分、 地下鉄1、9、11号線「徐家匯」駅徒歩7分 |
用途 | オフィス及び一部商業 |
敷地面積 | 約6,810m2 |
建物延床面積 | 約44,003m2(地上27階・地下2階建) |
物件名称 | Ascendas Innovation Place(アセンダス イノベーション プレイス) |
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所在地 | 中国 上海市 黄浦区Jiujiang Road 686号 |
交通 | 地下鉄1、2、8号線「人民広場」駅徒歩5分、 地下鉄2、10号線「南京東路」駅徒歩7分 |
用途 | オフィス及び一部商業 |
敷地面積 | 約2,521m2 |
建物延床面積 | 約24,883m2(地上14階・地下2階建) |