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大手町における大規模複合開発「(仮称)OH-1計画」着工

2016年6月8日


三井物産株式会社
三井不動産株式会社


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三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永竜夫、以下「三井物産」)と三井不動産株式会社(本社:東京都中央区、社長:菰田正信、以下「三井不動産」)は、大手町一丁目2番地区で推進中の一体開発事業である「(仮称)OH-1計画」(以下「本計画」)に関し、本年5月18日に着工し、本日起工式を執り行いましたので、お知らせします。

本計画においては三井物産・三井不動産が共同で2棟のオフィスビルを中心とした大規模複合開発を推進しています。建物の延床面積は約36万m2と都内でも有数の大型再開発プロジェクトで、最先端の機能を備えたオフィスに加え、ビジネスとエンターテイメント両方に対応した多目的ホールや、国内最高級クラスのラグジュアリーホテルを設けています。また、「かるがも広場」として広く親しまれていたエリアを中心に約6千m2の大規模緑地広場を備え、都心一等地にありながら、皇居の緑地と連なる緑豊かな空間を実現します。

本計画は「外国企業誘致・ビジネス交流のためのMICE機能強化拠点」として、内閣府より国家戦略特別区域の特定事業として内閣総理大臣認定も受けており、東京の国際競争力強化に資する事業とすべく、三井物産と三井不動産は本計画を推進していきます。

建物竣工は2020年2月末の予定です。なお、三井物産の本店事務所は、竣工後に本建物への移転を予定しています。

東御苑から望む外観パース

東御苑から望む外観パース

【(仮称)OH-1計画の主な特徴】

1.大規模緑地広場と多様な交流機能の整備による賑わいの創出

皇居に面した敷地の西側には、皇居の緑や将門塚とも連なる約6,000m2の緑豊かな広場空間を整備します。地域固有の在来種を用いた森や水辺空間を形成し、憩いと潤いの場を創出します。また、多様な屋外イベントが開催できる広場空間となる予定です。

皇居側に整備される大規模緑地広場

皇居側に整備される大規模緑地広場

また、その広場と皇居の緑が望める多目的ホールをA棟3階に整備します。国際会議や企業の商品発表会といったビジネスのイベントから、音楽ライブなどエンターテイメントのイベントまで、様々な用途での活用が可能であり、ビジネス交流・国際交流の促進、および文化・芸術の発信の新たな拠点となることで、エリアに更なる賑わいを創出します。

多目的ホールイメージ

多目的ホールイメージ

多目的ホールイメージ

2.「Skidmore, Owings & Merrill LLP (SOM)」によるマスターデザイン

デザインアーキテクトに、ニューヨークのワンワールドトレードセンターや六本木の東京ミッドタウンをデザインした、「Skidmore, Owings & Merrill LLP (SOM)」を起用しました。皇居に隣接するビジネス拠点・大手町に相応しい先進的かつ繊細な外装デザインを目指します。

鳥瞰パース(内堀通り沿い)

鳥瞰パース(内堀通り沿い)

B棟鳥瞰パース(日比谷通り沿い)

B棟鳥瞰パース(日比谷通り沿い)

アトリウム空間と大階段

アトリウム空間と大階段

3.国内最高水準の安全・安心の提供

  1. 地域冷暖房供給施設の更新
    • 大手町地区の業務継続機能を支える地域冷暖房供給施設のメインプラントを機能継続しながら更新し、浸水防止・耐震性能の強化を図るとともに、設備の効率化により、年間約1,000t のCO2排出量削減を目指します。
  2. 最高水準の性能を誇る制震構造
    • 鹿島建設株式会社の開発した最新の制震オイルダンパーHiDAX-Rを導入予定です。この装置は、風揺れから震度7の大地震迄、広く効果を発揮しますが、頻度の高い震度4~5クラスの地震や長周期地震動等に対する揺れ予防や短時間での振動の逓減にも特に高い効果を発揮します。
  3. 自律性の高いエネルギーシステムの導入
    • 中圧ガスによる発電が可能なガスコージェネレーションシステムの導入と、オイル・中圧ガス双方に対応するデュアルフューエル型非常用発電機の導入により、災害時の電力供給の自律性を向上させます。中圧ガスの供給が止まっても、72時間の運転を可能とするオイルも備蓄します。
    • 停電・停ガス時に、共用部だけでなく専用部に対しても電気・熱を供給し、業務を継続することが可能となります。
  4. 帰宅困難者受入機能の強化
    • 帰宅困難者の一時滞在施設(約4,000m2、2,400人)および、防災備蓄倉庫 (約250m2、約22,000食の食料等)や防災井戸を整備します。

添付資料

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