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地域社会の健全な発展に貢献し、持続可能な社会づくりを目指します。

在日ブラジル人コミュニティへの支援

三井物産は、ブラジルで幅広く事業を展開する企業として、日伯相互理解の深化と在日ブラジル人コミュニティが抱える課題解決に向けた各種支援を行っています。

在日ブラジル人学校児童生徒向け奨学金プログラム

経済的理由で学業継続が困難な児童生徒への教育機会の提供、および日本語教育強化を通じた日本社会での活躍を支援するために、2009年から奨学金を支給しており、2023年度までに5,062名の児童生徒に支給しました。また2019年から奨学金受給者の日本語能力試験受験を開始、2022年は340名が受験し、内161名が合格しました。

また、奨学金プログラムの一環として、NPO法人愛伝舎、NPO法人「在日ブラジル人を支援する会」(SABJA)と協働し、在日ブラジル人生徒への高度教育機関への進学や自律的キャリア形成を目的とした在日ブラジル人学校でのキャリア教育セミナーや在日ブラジル人生徒の保護者や支援者を対象としたオンラインキャリアセミナーを実施し、高校卒業後の進学や働き方についての情報提供を行っています。

日本での高度教育機関進学や正社員雇用の必須条件となる日本語試験の合格率向上を目指して、NPO法人「在日ブラジル人を支援する会」(SABJA)と協働し、日本語試験対策オンラインプログラム(試験対策用アプリ)の提供も行っています。


在日ブラジル人学校児童生徒向け奨学金プログラム

ブラジルフェスティバル協賛

ブラジルフェスティバルは、在日ブラジル商工会議所(CCBJ)主催、ブラジル大使館・外務省・東京都後援による公式文化交流イベントで、当社としては2009年度から協賛しています。2022年は11月19日-20日に第15回ブラジルフェスティバルが開催され、当社社員も多数参加し、在日ブラジル人支援団体の参加をサポートしました。同フェスティバルはコロナ禍で中断していましたが、ブラジル独立200周年を記念して3年ぶりに開催され、約6万人が入場しました。今後も在日ブラジル人コミュニティが抱える課題解決に向け取り組んでいきます。

ブラジルフェスティバル協賛

NPO活動支援

2011年より、在日ブラジル人の多文化共生に取り組むNPO等の活動を支援(2024年3月期7団体支援)しています。地域コミュニティにおける在日ブラジル人の日本語能力向上を軸とする教育支援やキャリア形成における課題解決に取り組んでいます。当社の支援活動を進めるうえでも、現場での知見や経験を豊富に持つ各団体との連携をとおして、シナジー効果の発揮や自治体等との地域連携を目指しています。

各地域における取り組み

韓国:「全国学生日本語演劇発表大会」後援

韓国三井物産株式会社は、韓国の中学生、高校生を対象として日本文化に対する理解を深める教育助成ならびに文化交流を目的として、「全国学生日本語演劇発表大会」を後援しています。2008年から開催されている本大会は、韓国の中・高校日本語講師、約2,300名が会員となる韓国日本語教育研究会と在大韓民国日本国大使館公報文化院、日本国際交流基金ソウル文化センターが主催し、韓国三井物産と三井グループの株式会社三井住友銀行ソウル支店、三井住友海上火災保険株式会社韓国支店、三井倉庫コリア株式会社が共同後援しています。また、開催当日には、韓国三井物産の職員も、運営ボランティアとして参加しています。
韓国全土から集まった中・高校生は日韓両国の文化、歴史、社会問題などの多様なテーマを掲げて本大会へ出場し、中学生、高校大賞チームにはそれぞれ3泊4日、9泊10日にわたる日本研修の機会が与えられます。韓国三井物産は、本演劇発表大会への後援活動を通じ、今後とも日韓両国の友好関係の発展に貢献していきます。


韓国「全国学生日本語演劇発表大会」後援

インドネシア:発育阻害防止活動

インドネシア三井物産は、当社出資先ABC KOGEN DAIRY(AKD)と共に非政府組織Yayasan Usaha Mulia(YUM)が実施している発育阻害防止活動を支援しています。西ジャワ州内の山間部に位置する保健施設(Posyandu)10か所を新たに指定し、同地域周辺の妊婦100名への月次での健康観察、栄養支援を行うほか、妊婦以外の同保健施設利用者に栄養に関する啓蒙活動を合わせて実施しています。インドネシア政府が2024年までに発育阻害率の全国平均比率を14%に引き下げることを目標にしているため、本プログラムについても、2023年10月末の目標を14%に設定しました。インドネシア三井物産は、発育阻害防止活動を通じ、今後とも日本とインドネシアの友好関係の発展に貢献していきます。

インドネシア:発育阻害防止活動

コロンビア:地雷除去機の輸送用トラクターなど寄贈・自転車寄贈

2022年2月21日、コロンビア物産は、一般財団法人日本国際協力システムの支援の下、地雷除去機の輸送用トラクター1台と、人道的な地雷除去機の適切なメンテナンスに必要な移動式ワークショップの輸送用トラック2台を寄贈しました。今回の約60万米ドルの寄付により、コロンビア全土の約247市町村に及ぶ地雷撤去能力を強化し、より良い社会・経済発展を実現することが可能になります。コロンビア物産の原社長は、在コロンビア日本国特命全権大使高杉氏、コロンビア政府関係者とともに、寄贈式に参加しました。

コロンビア:地雷除去機の輸送用トラクターなど寄贈・自転車寄贈

2023年6月9日に実施されたコロンビアにおけるトヨタグループのCSRプロジェクトに参加し、自転車100台のうち、20台をラ・グアヒラ県に寄贈しました。通常、農村部の学校に往復4時間歩く必要がありますが、自転車により通学時間が半分に短縮され、欠席の減少や宿題の時間確保などに繋がっています。また、同地域では砂漠や水不足に悩まされており、自転車によって女性が担う水探しや運搬の負荷が軽減されます。本プログラムには、会計に関する講習会も含まれています。

コロンビア:地雷除去機の輸送用トラクターなど寄贈・自転車寄贈

日本:神田祭

5月14日に江戸三大祭りの一つである神田祭が4年ぶりに開催され、当社寄贈の将門神輿渡御が行われました。午前10時半に将門塚前に担ぎ手が集合し、お祓いを受けた後、掛け声を合わせて出発、午後2時前にお祭りの熱気に包まれる神田明神境内へと威勢よく宮入しました。その後昼食を挟んで、町内を巡行しながら将門塚前まで戻り、100年ぶりに神輿の将門塚入りを行いました。当社は、地域振興、伝統行事の保存、また地域コミュニティーとの交流を趣旨に、多くの社員および家族が参加できる地域貢献活動として同活動を推進していきます。

日本:神田祭

日本:「ひろしまフラワーフェスティバル」協賛・清掃活動

広島と世界を結ぶ平和の花の祭典「2023ひろしまフラワーフェスティバル」が6月10日と11日に開催されました。メイン会場となる平和公園や平和大通をパレードやステージで彩る祭典は、1977年から始まり毎年GW期間に開催されますが、今年はG7サミット広島開催に伴い日程を変更して開催されました。中国支社は広島商工会議所の依頼を受け毎年フラワーフェスティバルに協賛しており、コロナ禍で3年間自粛開催されていましたが、久しぶりの賑わいに溢れるイベントとなりました。中国支社では春のフラワーフェスティバルと冬のドリミネーションの開催に際し、国内外から多くのお客様をお迎えする前に行われる一斉清掃に毎年参加しています。今年は生憎の天候で小雨が降る中、支社長や関係会社のメンバーを含め6名で参加しました。

日本:「ひろしまフラワーフェスティバル」協賛・清掃活動

その他の支援

ミャンマー教育環境整備支援

東京農業大学ミャンマー人留学生に対する奨学金支給