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三井物産株式会社（本社：東京都千代田区、社長：堀 健一、以下「当社」）は、2023年4月27日付「フィリピン総合インフラ会社Metro Pacific Investments Corporationの公開買付けの開始予定に関するお知らせ」、2023年8月8日付「フィリピン総合インフラ会社Metro Pacific Investments Corporationの公開買付けの開始に関するお知らせ」並びに2023年9月8日付「フィリピン総合インフラ会社Metro Pacific Investments Corporationの公開買付けの延長に関するお知らせ」において公表しておりました通り、Mit-Pacific Infrastructure Holdings社（「MPIH社」、当社50%+1株、株式会社海外交通・都市開発事業支援機構（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：武貞達彦）50%-1株）を通じて、フィリピン証券取引所上場企業であるMetro Pacific Investments Corporation （以下「MPIC社」）の普通株式を対象とした一株あたり5.2フィリピンペソの公開買付け（以下「本公開買付け」）を、Metro Pacific Holdings社、GT Capital社、MIG Infrastructure Holdings社と共同で2023年8月9日より実施していました。
今般、本公開買付けが2023年9月19日をもって終了いたしましたので、以下の通りお知らせいたします。
1. 本公開買付けの概要及び結果
本公開買付けは、MPIC社普通株式の浮動株比率が5%未満となることを成立条件としておりましたが、同成立条件を充足したため2023年9月19日をもって終了しました。本公開買付けの概要及び結果は以下の通りです。
| 2023年4月27日時点 | 2023年9月20日時点 | |
|---|---|---|
| 買付けの日程 | 2023年5月下旬：公開買付け開始 2023年6月下旬：公開買付け終了（予定） |
2023年8月9日：公開買付け開始 2023年9月19日：公開買付け終了 |
| 買付価格 | 4.63フィリピンペソ／普通株式 MPIC社の株主資本を132,862百万フィリピンペソと評価した価格 |
5.2フィリピンペソ／普通株式 MPIC社の株主資本を149,219百万フィリピンペソと評価した価格 |
| 買付株券等の数 | 買付予定数：本件コンソーシアムで普通株式 最大10,513百万株を買付予定（うち当社持分 2,870百万株） | 買付数：本件コンソーシアムで普通株式 5,465百万株を買付（うち当社持分 1,621百万株） |
| 買付けによる所有株式数（MPIH社／当社持分）の異動 | 買付前所有株式数 0株 買付後所有株式数（予定）5,740百万株／2,870百万株（20%／10%） |
買付前所有株式数 0株 買付後所有株式数3,242百万株／1,621百万株（11.3%／5.6%） |
| 買付けに要する資金 | 48,676百万フィリピンペソ （約1,168億円、うち当社持分319億円）（予定）*1 |
28,417百万フィリピンペソ （約739億円、うち当社持分219億円）*2 |
*1 1フィリピンペソ約2.4円
*2 1フィリピンペソ約2.6円
2. 今後の見通し
今後、フィリピン証券取引所の規則と現地の法制度に基づき、MPIC社の上場廃止を行う予定です。当該手続きは10月中旬頃に完了する見込みです。
当社は、本買付けの完了により、MPIC社の有する電力・水・高速道路等の基幹インフラを含む資産ポートフォリオを通じて、伸び行くフィリピンの旺盛なインフラ需要を取り込みます。また、MPIH社を通じてMPIC社に取締役を派遣し、同国のエネルギートランジションへの貢献、デジタル分野等での事業展開支援、当社との協業案件創出により、MPIC社の企業価値向上に貢献します。更に、MPIC社経営を通じて、フィリピン政府並びにMPIC社他株主と関係を強化し、協業機会の創出も追求します。
3. 業績への影響
2023年5月2日に公表した2024年3月期連結業績予想に含まれていた、本公開買付けを通じた株式取得に伴う当社連結決算へのインパクトは現在精査中です。
一方で、本公開買付けの概要及び結果に記載の通り、取得する株式数等に変更が生じておりますが、収益性への影響は軽微です。