Main

新国立競技場整備事業への社有林材の供給

2018年3月5日


Main Contents

三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永竜夫、以下「三井物産」)は、新国立競技場整備事業のスタンド観客席を覆う大屋根、並びにスタジアム外周部の軒庇に使用するスギ材を三井物産の社有林から供給しました。

三井物産は日本全国74か所に合計約44,000ヘクタールの社有林「三井物産の森」を保有し、適切に管理することで林業と環境保全の両立を進めています。森林は再生可能な天然資源である木材を産出するほか、二酸化炭素の吸収・固定化、水源かん養の働き、保水力を通じた災害抑止、生態系の保全など、さまざまな公益的機能を発揮します。こうした森林の機能を保持するためには持続可能な森林づくりを行うことが重要です。三井物産は「三井物産の森」の多様な人工林や天然林(天然生林(※1))において適切な森林管理を行い、森林が持つさまざまな公益的機能が発揮されることに努めています。その過程で、多種多様な木材を収穫し、木材需要の用途別に丸太を販売し、木材やパルプ材として使えない林地未利用材については、木質バイオマス発電(※2)の燃料とするなど木を無駄なく活用し、国産材の安定供給と地域の活性化にも寄与しています。

三井物産では、日本全国すべての「三井物産の森」を対象に、FSC®認証(ライセンス番号C057355)及びSGEC認証(認証番号SGEC/31-21-1101)(※3)という2つの国際基準の森林認証を取得しています。森林認証とは、森林の管理方法が経済、環境、社会のさまざまな側面から一定の基準を満たしているかどうかを第三者が調べ、認証するものです。こうした認証の普及が無秩序な森林伐採を防ぎ、森林を健全に保ち、地球環境を守ることにつながります。国内民間所有の1万ヘクタール以上の森林でこの2つの認証を取得しているのは現時点で「三井物産の森」に限られ、三井物産はさまざまな認証材の需要に対応することが可能です。今回の新国立競技場整備事業で、三井物産は全国に点在する「三井物産の森」の一部から、スギのSGEC認証材を三井物産フォレスト(株)(※4)を通じて供給しました。これらの認証材は本事業の木材調達基準で求められる合法性や持続可能性にも合致するものです。

三井物産は今後も、持続可能な循環型社会に向けて、社有林「三井物産の森」を多面的に活用する取り組みを進めていきます。

【参考資料】三井物産の森 e-Book

※1 天然生林:植栽を行わずに成立している森林のこと。人の手によって伐採等が行われた天然林で、その後、植栽を行わずに自然の力で更新されている森林。保育をしながら、森林の公益的価値を高めていく森林。
※2 木質バイオマス発電事業:三井物産は北海道苫小牧市での木質バイオマス事業へ出資参画しており、2017年4月に営業運転を開始した。三井物産はその燃料となる木材の一部を社有林から供給している。

【参考トピックス】北海道苫小牧市での木質バイオマス発電所の営業運転を開始(2017年5月12日)

※3 FSC認証及びSGEC認証:どちらもFM認証(森林管理)とCoC認証(加工・流通の管理)の2種がある。FM認証を三井物産が、CoC認証を三井物産フォレスト(株)が取得している。

FSC認証及びSGEC認証

※4 三井物産フォレスト(株):三井物産の100%子会社。「三井物産の森」を管理し、木材の素材生産・販売を行っている。

本事業に関わる社有林の伐採現場

三井物産の森 スギの人工林三井物産の森 スギの人工林
伐採作業伐採作業
間伐の現場間伐の現場
丸太の搬出作業丸太の搬出作業

ご注意:
本発表資料には、将来に関する記述が含まれています。こうした記述は、現時点で当社が入手している情報を踏まえた仮定、予期及び見解に基づくものであり、既知及び未知のリスクや不確実性及びその他の要素を内包するものです。かかるリスク、不確実性及びその他の要素によって、当社の実際の業績、財政状況またはキャッシュ・フローが、こうした将来に関する記述とは大きく異なる可能性があります。こうしたリスク、不確実性その他の要素には、当社の最新の有価証券報告書、四半期報告書等の記載も含まれ、当社は、将来に関する記述のアップデートや修正を公表する義務を一切負うものではありません。また、本発表資料は、上記事実の発表を目的として作成されたものであり、日本国内外を問わず一切の投資勧誘またはそれに類する行為を目的として作成されたものではありません。

Information