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平成27年入社式挨拶

2015年4月1日


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皆さん、入社おめでとうございます。社長の安永です。
本日150名の新しい仲間をここに迎えることができました。心から歓迎します。
今日は私にとっても社長としての第一歩を踏み出す日です。社長就任挨拶では、全社員に向けて私の考えを二点お伝えする予定です。
一点目は、徹底的に結果に拘り、収益を出すために主体的能動的に動いて欲しいということ。
そして二点目は、人間力に磨きをかけ、存在感のあるプレーヤーになって欲しいということです。

結果に拘り、主体的に動く

まず一点目についてですが、私自身も自分の会社生活を振返れば、プラントプロジェクトを追いかけて、スマトラのジャングルから西シベリアの油田地帯、中東の砂漠まで、世界中を駆け巡り、厳しい交渉に明け暮れて来ました。数々の難しい場面の連続でしたが、目標としている成果をあげる為に、仲間と一緒になって徹底的に方策を考え、ありとあらゆる手段を尽くすこと、そしてその為には、仕事の中身はもちろんのこと、言葉や歴史、文化も含めて、相手のことを学び、理解し、リスペクトすることが必要不可欠であることを学びました。厳しい試練を通じて初めて真の意味での信頼関係が構築され、交渉の中でも、自らの主張を基軸にしながら相手側の立場も尊重した、所謂Win-Winとなる最良の結果を掴むことが出来ました。
こうした体験を通じて、世界中どの国に行っても、誰と会って交渉しても対等に対峙できる自信を身につけることができ、それが今の自分の物産パーソンとしての土台となっています。
みなさんにも、フレッシュな目で世界を見渡しながら、自分の頭で考え、積極的に現場に足を運んで欲しいと思います。そこで色々な経験を積むことが、みなさんの将来へ向けた貴重な財産になります。

人間力を磨き、存在感のあるプレーヤーに

二点目の人間力を磨く、ですが、これも決して簡単なことではありません。あたりまえのことですが、ビジネスの世界は厳しいものです。始めのうちは先輩・上司、お客さまから叱られることもあるでしょう。自分の思い通りに出来ずに辛い思いをすることもあると思います。それでも負けずに、臆せず、何事にも主体的に挑戦を続けることが大切です。 当社には「挑戦と創造」というDNAがあります。新人であれば色々な失敗をするのは当然であり、そうした失敗を恐れることなく、どんどん自分の意見やアイデアを会社にぶつけて欲しいと思います。皆さん一人一人の「挑戦」の成果が当社ビジネス「創造」の源になるのです。
失敗をした時には、謙虚にその原因を見つめ直し、色々な方の助言、忠告を素直に受け入れ、それを実践し、自分の力にしていくことが出来るかどうかが重要です。そうした取組を通じて、自己研鑽を進め、人間力を磨き、存在感のあるプレーヤーになって欲しいと思います。

360° business innovation

最後に昨年公表した当社の新しいコーポレートスローガン、「360° business innovation.」について触れたいと思います。
このスローガンには、地球上のあらゆるところで情報やアイデア、お客さまやパートナー、そしてわれわれの事業などをつなぎ合わせ、その中から新しいストーリーを描いてビジネスや産業を革新していく、という三井物産の決意が込められています。
当社は、「人の三井」と評される多様な人材が、自由な発想で新しいビジネスに挑み、あらゆる事業領域でイノベーションを生み出してきた歴史があります。皆さんが持っている若くて柔らかい発想が、イノベーションの原点となっていくのです。好奇心を大切にし、前向きで主体的な取り組み姿勢を忘れずに「挑戦と創造」を繰り返し、世界を舞台に、みなさんの「志」や「夢」を是非当社で実現してほしいと思います。
改めて、みなさん、本日はおめでとうございます。一日も早く一人前になれるよう、精いっぱい頑張ってください。期待しています。

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