社員のおすすめ「私の推し本はこれ!」|Wellness Magazine vol.1

2023.04.17

「Wellness Magazine」とは?
Wellness Magazine、通称「ウェルマガ」は、三井物産で日々ウェルネス事業に取り組む社員のおすすめコンテンツを紹介する企画です。「ウェルネス」のアイディアに、気分転換に、ぜひご活用ください!

記念すべき第1回目のテーマは「これ、おすすめ!私の推し本」です。読書好き社員のオススメ書籍をご紹介します。

木下美香さんのオススメ

超ストレス解消法/鈴木祐著

鉄人社(2018/5/22)
ジャンル: 暮らし・健康

内容ハーバード大学やスタンフォード大学など、一流の研究機関が実証したストレス解消法100!
ストレス解消法は一つだけでなく、たくさん知っているだけでもストレスに強くなるとか。たしかに、100も方法を手にしたと思うと、なんだか心強く感じました。
ストレスの種類、3つの根本原因、より即効性が高いストレス解消法3種の神器など、わかりやすくて面白かったです。ストレスはとてもパーソナルなものであるため、万人に有効というオールマイティな解消法はないそうですが、この100のストレス解消法からぜひ自分にぴったりのストレス解消法をみつけてみてください!
著者の鈴木祐さんは、16歳から年間5,000本の科学論文を読み続けている「文献オタク」さんで、1日2〜4万文字の原稿を量産しているそうです。このような方に最新知見をまとめて発信いただけるのは、ありがたいなと思いました。
無敵のメンタルを手に入れたい人、「ストレス」を体系的に理解したい人におすすめです!

香水-ある人殺しの物語/パトリック ジュースキント著

文藝春秋 (2003/6/10)
ジャンル: 文学

内容嗅覚が犬よりスゴイ!? 究極の香りを求める異能の男の物語。
サブタイトルにもあるように「人殺し」のお話ですが、FBI心理分析捜査官の手記のようなおどろおどろしさがなく、若干ファンタジー的に読めます。怖くて後味が悪いものは苦手で、気になりつつも避けていたのですが、香水好きの同僚に薦められて読みました。不思議と怖くなかったです!
(余談ですが)若い女性の香りは幻想じゃなかった ? 2017年、製薬会社が若い女性特有の香り(ピーチやココナッツのような甘い香り)の成分が「ラクトンC10/C11」であると発表しており、ラクトン含有香料を配合したボディソープを発売しています。

こちらもオススメ!

「NEO HUMAN」ピーター・スコット‐モーガン著(東洋経済新報社)

「レオナルド・ダ・ヴィンチの手記」レオナルド・ダ・ヴィンチ著(岩波文庫)

小川 祐聖さんのオススメ

日本の戦後を知るための12人/池上彰著

文藝春秋(2019/11)
ジャンル:ノンフィクション(語り調の歴史書)

内容2018年に「戦後に挑んだ10人の日本人」というタイトルで計10回の夜間授業を実施、その内容を書籍化したものが本書です。
戦後の日本に影響を与えた12人の生き様を簡単にわかりやすく満遍なく書かれているので、充分に知識がある人には物足りないかもしれません。「知っているようで知らない」そんな知識を改めて身につけたい方はぜひ!

サンクチュアリ(全12巻)/原作 史村翔、作画 池上遼一

小学館(1990年より連載)
ジャンル:漫画 ©史村翔・池上遼一/小学館

内容1990年より連載、1995年に映画化された漫画。カンボジアの戦乱から日本へ帰国した二人の男が、日本の腐敗した政治を表と裏の世界から変革するストーリーです。頭脳明晰なエリート浅見千秋とアウトローな魅力がたまらない北条彰。2人の「サンクチュアリ(聖域)」を目指す夢と友情の物語です。
人の意思とは? 行動するとは? 決意とは? 結束することとは? いろいろなことがこの作品に詰まっています。

こちらもオススメ!

「FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」ハンス・ロスリング 著(日経BP)

「秘密」東野圭吾著(文春文庫)

「キングダム」原泰久著(集英社)

K.S.さんのオススメ

ナミヤ雑貨店の奇蹟/東野圭吾著

KADOKAWA/角川文庫(2014/11/22)
ジャンル: 心温まるヒューマンドラマ・ファンタジー(ミステリーじゃないですよ)

内容ナミヤ雑貨店の牛乳ポストが一晩だけ30年前の時空とつながり、現在と手紙のやり取りがなされます。この設定にはトリックも仕掛けもなく、最後まで科学的な種明かしはありません。全ての伏線がきれいに回収される構成となっています。登場人物の勇気ある行動とその帰結に涙しました。涙を流してデトックスしたい人におすすめです。

こちらもオススメ!

「マチネの終わりに」平野啓一郎著(文藝春秋)

尼田 雄大さんのオススメ

ディズニー おもてなしの神様が教えてくれたこと/鎌田洋著

SBクリエイティブ(2014/3/11)
ジャンル:ビジネス(読みやすい小説形式です)

内容ディズニー流のホスピタリティを、物語を通じて紹介!
ディズニーの居心地の良さの理由を知りたい方はもちろん、「サービスとおもてなしの違いって何だろう?」という方、休日にさっと本を読んでほろっと涙したい方にもおすすめです。他シリーズもありますよ。

こちらもオススメ!

「そしてバトンは渡された」瀬尾まいこ著(文藝春秋)

相馬 香織さんのオススメ

生きがいについて/神谷美恵子著

みすず書房(1966)
ジャンル:アカデミック

内容精神科医である神谷美恵子さんが、ハンセン病患者の生活を通して、私たちに毎日の生活を生きるかいがあるように感じさせているものは何か、さまざまな視点から分析した本です。
「人間が最も生きがいを感じるのは、自分がしたいと思うことと義務とが一致したときだと思われる」と述べられており、読み進めると、自分自身にとっての「生きがい」となるテーマは何かを考えたくなります。ちょっと難しい本ですが、元気をもらう言葉を探す辞書としても活用しています。人生の節目に、「生きがい」について深く考えてみたい方にぜひ読んでほしい一冊です。

すこやかなほうへ/小川奈緒著

集英社クリエイティブ(2022/12)
ジャンル:ライフスタイル

内容エッセイスト小川奈緒さんによる、丁寧な暮らしのコツから仕事との向き合い方、心地よい人間関係などが綴られたエッセイ。すてきな写真や柔らかい文章からは、肩の力を抜いて題名の通り“すこやかなほうへ”向かっていく姿勢が感じられ、爽やかな気持ちにさせてくれます。毎日忙しいけれど、丁寧な暮らしもしてみたい! という方におすすめです。

こちらもオススメ!

「夜と霧」ヴィクトル・E・フランクル著/池田香代子翻訳(みすず書房)

「手の倫理」伊藤亜紗著(集英社)

「日々、センスを磨く暮らし方」奥村くみ著(ワニブックス)

「楽しくなければ仕事じゃない」干場弓子著(東洋経済新報社)

社員のさまざまな「推し本」、気になったものはありましたか? 普段は選ばないジャンルの本に出会うきっかけになりましたら、とてもうれしいです。