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三井物産環「サス学」アカデミー2015のきろく 2015/07/23 .24 .29 .31

みんなの未来を考える「サス学」ってなんだろう? 未来の担い手である子供たちが、持続可能(サステナブル)な未来を創る力を育むための学び、三井物産では、それを『サス学(サステナビリティ学)』と名付けます。

「サス学」※とは... わたしたちが生きる社会には、地球の環境など、みんなで考え、解決していかなくてはならない多くの問題があります。「サス学」は、このような社会の問題に対して、自分たちの問題として考え、解決方法を見つけていくことを目指しています。地球の環境にかかわる問題、社会や経済にかかわる問題などをさまざまな角度から広くとらえ、昔からの知恵や世界中の歴史・文化・考え方なども意識しながら、「学ぶ」と「考える」、さらに「(発想を)みんなに伝える」ことで、未来への責任感、知恵と実行力、協力・協働していくことの大切さ、チャレンジ精神といった「未来につながる社会を創り出す力」を磨きます。※「サス学」は三井物産の登録商標です。

「サス学」アカデミー 詳しくはこちらプログラム概要 プログラム主催 三井物産株式会社:プログラム企画・運営 ネクスファ 協力:朝日新聞社 開催日時:7月23日(木)、24日(金)、29日(水)〜31日(金) 対象:小学4年生〜6年生  25名 場所 日比谷図書文化館、AP東京丸の内

「サス学」アカデミー2015 今年のテーマ 「2050年の わたしの仕事」と「2050年の未来都市」づくり!

STEP1 未来につながろう!

「サス学」とは何か、そして、その大切な考え方の一つとして、ひとつのものごとを「ときほぐして(分解して)」、それを新しい発想や課題解決の意図でまた「編み込んでいく」、ということを学びました。さまざまな未来シナリオから抽出した「未来クイズ」をグループで解きながら、未来のイメージをふくらませ、地球観測データを自由に見ることができる「ジオ・スコープ」(協力:日本科学未来館)というツールを使って2100年までの気温のシミュレーションを共有しました。続いて、未来をつくる12の構成要素をちりばめた「サス学」羅針盤を使い、未来のシーンをのぞきました。

「サス学」羅針盤

「森の仕事」の植える・育てる・伐る・使うというサイクルがサステナブルな未来につながります。

三井物産の未来につながる5つの社会貢献活動をグループ毎に取材、ニュース番組として発表しました。また、「三井物産の森」の仕事から、文化を守る、温暖化防止などさまざまな役割を学び、「森」がたくさんのものごとにつながっていることを理解しました。

空で納豆になる菌と出会えるなんてびっくりしたね。 偶然発見した菌で納豆を作るなんて思ってもみなかった!!

大気中の微生物の研究をしている金沢大学の牧博士が空飛ぶ納豆菌を発見し、「そらなっとう」として製品化されました。

虫から学ぶアイディアがあるんです!!

日本アンリ・ファーブル会では身近にいる虫を通じて、自然環境の大切さを学び、生活を豊かにする活動を実施しています。

身近にいる虫の種類をもっと調べてみたいな。虫がもっと好きになったよ。

STEP2 未来につながる仕事を学ぼう!

未来につながる仕事として、三井物産がマレーシア・イスカンダールで取り組んでいる近未来のスマートシティ (環境配慮型都市)開発を具体例として取り上げ、「未来の都市」について考えました。「未来の都市」にあったらいいものを考えた後、実際に開発を手がけている現地の三井物産担当者とテレビ会議でインタビュー、未来都市に必要なものごとや解決しなければならない問題などの話を聞いて現実のビジネスを大いに実感しました。未来につながる仕事や都市について学んだ子どもたち。いよいよ未来の仕事・未来都市づくりが始まります。

ここまでの僕たちの学んだことをみてみよう!

まちを守るロボット、1粒でお腹いっぱいになる薬、移動できる家・・・。未来の都市にあったらいいものを考えました。

子どももお年寄りも外国の人も病気の人も、みんなが快適に暮らせて、訪れる人がワクワク出来ることです。 三井物産が考える未来のまちに必要なことはなんですか?

日本アンリ・ファーブル会では身近にいる虫を通じて、自然環境の大切さや生活を豊かにするアイディアを知る活動を実施しています。

子どもたちと三井物産のアイデアが合わさって、どんな未来都市ができるでしょうか。

STEP3 未来をつくろう!

ほかのメンバーや大勢の大人たちが見守る中、2050年に実際に自分が働いている未来の仕事について、「仕事名」「内容」      「アピールポイント」「『サス学』羅針盤のどの要素に注目したか」を、2分以内でプレゼンテーション、自分の考えをきちんと伝える「コミュニケーション力」を磨くと同時に、ほかのメンバーのプレゼンテーションへのアドバイスを通して、自らの発想と掛け合わせて新たな発想につなげていく姿勢も学びました。

私の仕事は、「超物流センターシステム開発者」です。仕事のウリは・・・

地下にはりめぐらせたパイプで世界中に荷物が送れるようにします。仕事のウリは、速くて、環境に優しくて、貧しい国への寄付もできることです。

都市のシンボルとなる施設はブロックで作ります。最終日のプレゼンテーションに向けてグループワークに没頭しました。

都市のシンボルとなる施設はレゴで作ります。夢と自由な発想を大事に、最終日に向けてグループワークに没頭しました。

「2050年のわたしの仕事」を持ち寄った5人が、「2050年の未来都市」を企画しました。まずは、都市の名前とウリを決定し、「未来都市コンセプトパネル」にまとめました。次にウリを支えるエリアを「ジオラマ」で表現、「都市のシンボル施設」をブロックで制作しました。夢と自由な発想を大切に、初日から磨いてきたプレゼンテーションの知見も最大限に活用し、各グループ4分以内で、3つの制作物を使い、大勢の大人たちが見守る中、グループで考えた独自の方法で、それぞれの未来都市のコンセプトを伝えました。

私たちの発表の様子をみてみよう!

「サス学」で学んだ君たちが10年後、20年後どんなすごい人になっているか楽しみにしています。今日からが君たち自身の「サス学」のスタートです!

朝日小学生新聞「サス学」アカデミー特集 PDFファイルダウンロード

そらなっとう 日本アンリ・ファーブル会へ

アカデミーを終えて

こどもたちより

01 クマチョコブチョー

02 スペースサイエンス

03 日前編湖

04 テクナワンワン

05 Future Earth

保護者の方より

  • 小4ぐらいで、一般企業で何の仕事をどのようにやっているか、こんな広い世界があるんだと見せてもらえることが、その子の将来の道や夢を、大きく広げることになると思います。

  • 実際に見て、聞いて、質問するなど、現場に触れる事が子どもの刺激になって良いと思います。

  • できれば子どもに定期的にこのような機会を与えたいです。そして、広くいろいろな視点で考えられる人になって欲しいです。

  • 今回5日間、真剣に一生懸命勉強した子どもたちがまた集まって何かできたらいいなと思います。1日だけでもいいのでサス学を勉強したその後の子どもたちの姿を見たいです。

  • 子どもたち1人1人の個性をうまく引き出しながら、大きな1つの作品をみんなで力を合わせてまとめ上げてゆく、課題解決型のプログラムは、テストなどの学力だけでは、おしはかることのできない貴重な経験だと思いますので、これからもこのような学習の機会が増えてくれればと思います。

  • 今回の「サス学」でのことを自由研究として学校に提出したが、まとめのところに「未来(社会)にはいろいろな問題があるが、未来は自分たちの手で変えられる」と書いていた。大人からすると老後で、とかく暗いニュースに目をやりがちですが、子どもたちにとっては未来なのだと。「サステナブルな未来」を創るというテーマそのものがとてもよかったと思います。

  • 現時点で直面している社会問題を知ろうというきっかけや、問題を解決するために必要なことを考えようと、一所懸命取り組むことで、主体的に行動しようという気持ちが養われました。

  • ファシリの方々や、三井物産の方からのコメントがとても良かった。子どもの発想や思いつきが、大人の考えも及ばないことだったりすることを、目の前で子どもたちに話してくださったことが、子どもにとってはすごい自信につながったように感じた。

  • 「サス学」という学びを体験して、未来は自分たちが創造するものであるということを感覚的に学ぶことができたと思います。

講師より

  • 最終日、プレゼンテーション・クオリティの高さに、驚きを隠せませんでした! 「伝説」をつくったみんなと時間・空間を共有できて幸せでした。杉浦 正吾(すぎうら しょうご)杉浦環境プロジェクト代表。ネクスファ代表。環境学博士。

  • 常野  崇(つねの たかし)

  • 岸  和幸(きし かずゆき)

  • 茅野  小百合(ちの さゆり)

  • 鈴木  高祥(すずき たかあき)

  • 小松  恭子(こまつ きょうこ)

  • 辻 義和(つじ よしかず)

三井物産より

  • 木下 雅之 副社長(きのした まさゆき) みんなが頑張った5日間 「サス学」アカデミーを通じて、みんなが持っている知識と、三井物産が取り組んでいるさまざまな活動を組み合せて、個人さらにはグループで課題に向き合うという、チャレンジな学びを経験したと思います。そして、私たちはみんなの発表からたくさんのすばらしいアイデアを得ることができました。サステナブルな未来に向けて、さまざまな要素を学び、考えた5日間で大いに成長したみんなと一緒に、 「未来につながる仕事」・「未来につながる都市」を作り出していきたいと思います。

  • 環境・社会貢献部長 菊地 美佐子(きくち みさこ) 胸が熱くなりました 大人が考えている以上に、環境や高齢化問題、ロボットの活用などを真剣に考えて、未来を表現してくれたことに感動しました。社会がサステナブルでないと、人も、動物も、会社も居られない。社会がサステナブルなものになるには、という視点を忘れずに、グローバルな経験をたくさんして下さい。大きくなったみんなと会えるのを楽しみにしています。

  • 環境・新エネルギー事業部 中原 大介(なかはら だいすけ) 2050年も一緒にワクワクしましょう 見たことない街、ワクワクする街ばかりで、全部の街に住みたいと思いました。自分自身が本当にワクワクしているから、発表を聞いている人にもワクワクを伝えられたのだと思います。自分の頭で考え、自分の心で見て、自分の言葉で人に伝えることができたみんなは、全員大成功です!!

  • 都市開発事業部 和田 祐介(わだ ゆうすけ) みんなのアイデアを実現したい みんなの街は、ビジネスのセンスがある点、街全体のストーリーがある点、日々改良を重ねるシステムがある点、土地の特性をいかしている点、公共スペースで街の価値を高めた点が素晴らしいと思いました。みんなのアイデアを、イスカンダールの街づくりの中で実現できるように頑張ります。

  • Medini Iskandar Malaysia Sdn Bhd (三井物産より出向)岡村  哲夫(おかむら てつお) 未来につながる熱い議論でした 夢を持って、将来の作りたい街、住んでみたい都市を真剣に議論してくれたことを嬉しく思います。正直、私たちが作るよりも皆さんに取り組んでもらった方が良い街が出来るのではと思ったくらいです。今回の「サス学」を通じて議論したことがきっと将来の人生に役立つと思いますよ。

  • Medini Iskandar Malaysia Sdn Bhd(三井物産より出向) 石田 一明(いしだ かずあき) 夢の実現に向けて 未来の仕事について真剣に考えたこの経験は、将来必ずいきてくると思います。今語り合った未来の仕事や夢を実現するため、いろいろなことを勉強して学んだり、沢山のことを経験したりして、ゆっくり大人になって下さい。自分自身で経験したこと全てが、必ず、夢の実現につながります。

お問い合わせ先 三井物産「サス学」アカデミー事務局 メールアドレス:mbk-susgakuTKVCZ@mitsui.com

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