三井物産株式会社(以下「三井物産」)はインドの自転車および同パーツ製造事業者であるHero Cycles Limited(以下「Hero Cycles社」)、電動アシスト自転車を含む輸送機器メーカーであるヤマハ発動機株式会社(以下「ヤマハ発動機」)と、インドでの電動アシスト自転車の事業性検討に向けた協業を決定し、協業に向けた3社間覚書の調印式を実施しました。Hero Cycles社は自転車および自転車パーツ製造の分野において世界有数の生産規模を誇るトップメーカーで、ヤマハ発動機は日本で電動アシスト自転車製造業をリードする有力メーカーです。三井物産は両社との協業を通じ、電動アシスト自転車のグローバルな展開を目指します。
電動アシスト自転車の事業性検討において、3社は現地の各種法規制や消費者嗜好の調査に基づき対象国特有の市況や環境に合った製品の開発を行います。ヤマハ発動機が電動アシスト自転車の動力系統であるElectric Drive Unit(以下、EDU)を提供し、Hero Cycles社が同EDUを組み込んだ電動アシスト自転車の設計・製造を行います。三井物産はこれまでに培ってきた世界中のモビリティー分野での知見やネットワークを駆使し、本事業性の検討を総合的にサポートする役割を担います。
環境意識の高まり、大気汚染対策の必要性を背景に「モビリティーの電動化・シェアリング化」が本格化する中で電動アシスト自転車が秘める可能性は高く、三井物産は本事業を通じて環境に優しいモビリティー社会の実現に貢献していきます。
