三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永竜夫、以下「三井物産」)は、シンガポールを主に東南アジアで香料事業を展開するKH ROBERTS PTE LTD(以下「KHR社」)に2018年11月9日に出資参画しました。
KHR社はインドネシア、タイなどに製造ならびに販売拠点を持ち、素材の特殊な抽出法や、全自動調合機を導入するなど高い技術力、またハラル対応の実績を活かし、飲料・製菓・加工食品用フレーバーを製造、販売しています。2018年には創業50周年を迎え、力強い成長を続けています。他社を巻き込んだ「協業」の意識・実現力も高く、三井物産の文化・考え方とも合致しています。
三井物産は、中期経営計画で“ニュートリション・アグリカルチャー”つまり“食と農”を新たな成長分野の一つとしています。人口が多く、加工食品の成長率が高い東南アジアを重要な市場と捉え、香料を通じた食の高付加価値化への取り組みを強化し、その中でもアセアン地区の主要国であり、製造拠点として地理的にも優位性のあるシンガポールで、事業を展開していきます。
昨年実行した曽田香料の株式公開株式買付に続き、今回のKHR社への出資参画を通じ、三井物産グループ企業とも連携の上、東南アジアでの香料領域でのいっそうの基盤強化と事業拡大を目指していきます。

