三井物産株式会社(以下「三井物産」)は、広島ガス株式会社(以下「広島ガス」)と「エネファームtypeS」(以下「エネファーム」)で発電した余剰電力の買い取りサービスを開始します。広島ガスが都市ガス契約先の一般家庭から「取次事業者」として余剰電力を買い取り、小売電気事業者である三井物産が全量を引き取り需要家に販売します。2019年1月から広島ガスにて本サービスの申し込みを受け付け、2019年4月から買い取りを順次始める予定です。
これまで、エネファームは各家庭の使用電力に合わせて発電され家庭内のみで利用されていましたが、今回のサービスでは各家庭の使用電力に関わらず常時最大発電し、家庭内で利用しなかった電力(余剰電力)を売却することが可能になります。こうした仕組みにより、各家庭でのエネファームによる従来の光熱費削減効果、経済性をさらに高める事に加え、分散エネルギーリソースを広域的に活用することで社会的な電力コスト削減にも寄与することができます。
三井物産は電力事業分野において、大型発電所を経営するIPP事業を基盤としつつも、分散電源、エネルギー・マネジメント・サービスへの取り組みを進めています。本事業を通じて、より低廉な電力供給の拡大を図ると共に、これからも国内の電力全面自由化など市場環境の変化に対応する新しい電力事業の創造に取り組んでいきます。
