三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永竜夫、以下「三井物産」)は、豪州のカーペンタリア・リソーシズ社とピュア・メタルズ社が推進するHawsons鉄鉱石プロジェクト(以下「本プロジェクト」)の事業化調査に参画することを決め、2018年8月2日に3社間で関連契約書を締結しました。三井物産は本プロジェクトに必要な調査費の20%を負担し、事業化された際に生産量の20%を引き取る権利(オフテイク権)が獲得できるオプションを取得します。
本プロジェクトは、豪州ニューサウスウェールズ州ブローケンヒル周辺に位置する未開発鉱区を新たに開発し、年間約1,000万トンの高品位鉱の生産を目指しており、世界的に供給逼迫が予想される高品位鉄鉱石の需要に対応するプロジェクトとして期待されています。また、鉄鉱石が柔らかく粉砕プロセスが容易であり、不純物が分離し易い特性を有しているため、生産に関わるコストが比較的低く、高い価格競争力を見込んでいます。
三井物産は、環境負荷が低く需要増が見込まれる高品位鉄鉱石の安定供給に貢献することで顧客のニーズに応えてまいります。また、オフテイク権の獲得を通じて、鉄鉱石物流機能の強化を目指す方針です。

