三井物産株式会社が30%出資するT.E.N. Ghana MV 25 B.V.社(MV25社)は、2018年5月18日東京医科歯科大学に対し、同大学がガーナ大学附属野口記念医学研究所共同研究センター(野口研)で実施する感染症研究を対象に25万米ドルの寄付金を提供しました。
MV25社は、ガーナ共和国西部の沖合約60kmに位置するDeepwater Tano地区のTEN(Tweneboa, Enyenra, Ntomme)鉱区のオペレーターであるTullow Ghana Limited社向けに、FPSO(Floating Production, Storage & Offloading System:浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)1基のリースおよび運転・保守点検などのオペレーションサービスを提供しています。同国前大統領にちなんで“FPSO Prof. John Evans Atta Mills”と命名された本FPSOは、水深約1500mの海上に係留され、2016年より原油および天然ガスを生産しています。MV25社はこうした事業を通じ同国の産業育成に寄与すると共に、日本との友好関係の強化や、同国の発展に役立つ社会貢献プログラムを模索してきた結果、今回の寄付金の提供に至りました。
ガーナ共和国は野口英世博士が黄熱病研究の途上で客死した地であり、野口研は日本と西アフリカの医学交流拠点として重要な役割を担っています。MV25社は両国の医学研究の懸け橋となる拠点で行われる研究への寄付金の提供を通じ、日本とガーナ共和国のさらなる関係強化と、医療研究の発展に貢献してまいります。
