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チリの最大手自動車オペレーティングリース・レンタカー事業への出資参画

2018年3月15日


三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永 竜夫、以下「三井物産」)は、チリの自動車オペレーティングリース・レンタカー業界最大手であるAutorentas del Pacifico SpAを傘下に持つInversiones Mitta SpA(代表:Ignacio Correa氏、以下「Mitta社」)への出資参画に関する関連契約書を1月30日に締結し、4月までに三井物産はMitta社株式の49%の取得を目指しています。

三井物産は1960年来、中南米地域において輸入代理店・販売店・自動車金融業を展開し、強い自動車バリューチェーンを築いてきました。こうした供給サイドに加えて、今般のMitta社への出資参画を通じ、より消費者に近い需要サイドへ事業領域を拡大することとなり、既存の自動車バリューチェーンのさらなる強化につなげていきます。

具体的には、合計保有台数は約1万6500台にもわたる、Mitta社のチリ鉱山・エネルギー業界向けに高いシェアを持つ自動車オペレーティングリース事業(BtoB)と、歴史ある地場レンタカー事業(BtoC)の基盤を活かして、三井物産がノウハウを持つペルーやコロンビアなどの中南米諸国を中心にMitta社事業の他国展開を推し進め、成長市場のさらなる取り込みによるプレゼンス拡大を目指すと共に、全てのステークホルダー(自動車業界、接点ある他産業、中南米諸国の国民)のますますの発展と豊かな暮らしに貢献します。

三井物産は、モビリティを4つの成長分野の1つとして定め、素材から輸送サービスに至るまでの自動車バリューチェーンの拡充を推進しています。今後、先進国同様に中南米でも「所有」から「使用」への流れが加速することが想定される中、Mitta社が保有する車両、営業拠点、サービス拠点といったリアルなアセットに、シェアリング・IoT・電動化など、社会のニーズの変化に合わせた業態変革を行っていくことを視野に入れており、本事業を新たなビジネスモデルを生み出す新規プラットホームの構築と位置付けています。

Mitta社 概要

会社名 Inversiones Mitta SpA
所在地 チリ/サンティアゴ
設立 2017年1月
代表者 Ignacio Correa
従業員数 約1000名
事業概要 自動車オペレーティングリースおよびレンタカー事業
HP

Autorentas HP

Mitta社のオペレーティングリース事業(BtoB)の現場での様子Mitta社のオペレーティングリース事業(BtoB)の現場での様子
Mitta社のオペレーティングリース事業(BtoB)の現場での様子Mitta社のオペレーティングリース事業(BtoB)の現場での様子