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三井物産がウェザーニューズと共に荷主と船社をマッチングする海運プラットホーム事業で合弁会社を設立

2018年1月9日


三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永竜夫、以下:三井物産)は、海運向け情報サービス最大手の株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉県千葉市、社長:草開 千仁、以下:WNI)と共同で2017年12月4日 、海上輸送手段のマッチングプラットホーム運営事業を行う新規合弁会社「maruFreight,Inc.(以下:maruFreight社)」を設立しました。

グローバルロジスティクス市場は成長市場であると同時に、効率化の余地が大きく、近年ICTを活用した、多様な輸送手段の需要と供給のマッチングビジネスを提供する企業が次々と誕生しています。海運業界では、荷主と不定期船を運航する船会社間の輸送手配業務は、取引成立までに多くの時間と手間を要しており、これに対して従来よりも簡素に、かつ効率的な方法で業務を行いたいというニーズが荷主と船社の双方で顕在化しています。

こうした状況を踏まえ三井物産は、創業以来30年以上にわたって海運業界に情報サービスを展開してきたWNIをパートナーとし、業界インサイダーならではのノウハウを活用した不定期船を対象にした輸送手段のマッチングサービスを提供します。サービス開始は2018年7月を予定、まずは欧米域を中心に市場開拓を行い、段階的に規模を拡大しつつ、将来的には全世界に事業を展開する方針です。

maruFreight社は、WNIが有する海運業向け情報サービス事業の優れたノウハウ・データと衛星AIS情報を活用し、不定期船手配の一連プロセスをカバーするサービスをワンストップで提供します。また、用船業務の効率化のみならず、川上から川下までのバリューチェーンの最適化につながるサービス提供を計画しており、IoTとビッグデータの活用という視点から、新しい価値創造への取り組みを続けていきます。

株式会社ウェザーニューズの企業概要(2017年12月1日 現在)

正式名称 株式会社ウェザーニューズ
所在地 千葉県千葉市美浜区中瀬1-3
設立年月日 1986年6月11日
資本金 17億6百万円
代表者の役職・氏名 代表取締役社長 草開千仁
従業員数 826名
事業内容 気象情報コンサルティング業
設立調印式で、左からウェザーニューズの草開社長、三井物産の齋藤ICT本部長設立調印式で、左からウェザーニューズの草開社長、三井物産の齋藤ICT本部長