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2018年3月16日、認定NPO法人カタリバが運営する宮城県女川町のコラボスクール「女川向学館」で、三井物産株式会社の社員ボランティア3名が「英会話プロジェクト・インタビューワーク授業」に参加しました。
女川町は、東日本大震災の被災3県の中でも津波被害による住宅倒壊率と人口減少率が最も高い地域で、当時、多くの小中学生が仮設住宅や避難での生活を余儀なくされました。
三井物産は、仮設住宅などに暮らし、落ち着いて勉強する場所を失った子どもたちのために、学習支援と心のケアを行う認定NPO法人カタリバの活動に賛同し、2014年から中学生向けの「英会話プログラム」を支援しています。このカリキュラムの一つ「インタビューワーク」では、生徒は事前学習として当社社員ボランティア講師とインターネットビデオ電話でつながり、社員の出身国や経歴、仕事の内容などの自己紹介を聞き、インタビューを行います。その後グループに分かれ、社員の出身国であるオーストラリア、ウズベキスタン、韓国に関して、歴史や文化、スポーツ、料理、興味深いこと、訪れたい場所を調べ、ツアープランの作成に取り組みます。当日は、社員講師と内容を協議しながらツアープランを完成させ、コンテスト形式で英語でのプレゼンテーションを行います。多くの審査員(社員ボランティア、カタリバのスタッフ、生徒保護者、中・高生)の前でのプレゼンテーションと質疑応答の後、審査員の投票が行われ、優秀グループを決めます。このインタビューワークとコンテストは、英会話プログラムにおけるオンライン英会話レッスンを含む毎日の英語学習の集大成となりました。その後、高校1年生による英語スピーチコンテストも実施されました。英語の勉強の動機、趣味・クラブ活動や将来の夢について英語でプレゼンテーションが行われ、社員講師からの質疑応答の後、講評と激励がなされました。両コンテストでのQ&A、審査、講評を通じ、参加した中・高生徒や生徒保護者、カタリバのスタッフ、社員ボランティアとで楽しい時間を過ごし、交流を深めました。
三井物産は、世界とつながる英語と教育を大切なものと考え、被災地支援と女川町の未来を描く子どもたちの成長をこれからも支援していきます。