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三井物産の森

三井物産の森と社会

日本の森林は日本人の文化と色濃く結びついています。森林の持つ大きな機能として文化を育むという点があることを忘れてはなりません。三井物産は、森林の保全を地域の文化・伝統保全にもつなげる活動も積極的に行っています。

森を通じて、アイヌ文化を守る

三井物産の森の中で2番目に大きな沙流山林は、アイヌ文化発祥伝説が残る北海道・平取町二風谷近くにあり、古くからアイヌの人々が利用してきた山林です。
当社は、平取アイヌ協会と2010年4月に協定を結び、アイヌ民族の文化の保全、振興活動を行っています。
具体的には、アイヌ民族の代表的な衣服である樹皮衣「アツシ(アットゥシ)」の素材となるオヒョウの木が減少傾向にあることから、オヒョウの木を沙流山林に植栽し、大切に育てていくこと。また、伝統家屋である「チセ」の復興のため、建築に必要なミズナラ、イタヤ、アオダモを中心に、ヤチダモ、アサダ、エンジュ、コブシ、ハルニレ、クルミ、ミズキなどの樹種の木材を沙流山林から提供しています。さらに、沙流山林内にある文化遺跡の調査にも協力しています。山林内には現在「オキクルミチャシ」「ウンチャシ」「ペンケトコム・パンケトコム」の3つのチャシ(※)と「ムイノカ」と呼ばれる伝承地が確認されています。「オキクルミチャシ」と 「ムイノカ」は「ピリカノカ」(アイヌ語で美しい・形の意味)という名の国指定文化財の“名勝”にも指定されています。
2010年9月には、北海道平取町とも協定を締結、同町が行う「イオル(アイヌの伝統的生活空間)再生事業」や産業振興に協力しています。

※チャシ:砦や祭祀の場、見張り場など

二風谷アットゥシ
オヒョウ
アイヌの伝統家屋「チセ」

森を通じて、京都の伝統行事を守る

京都市北部嵯峨にある清滝山林は、京都でも名高い紅葉の名所で、春は桜が美しい観光地にある山林です。
当社は、この清滝山林の一部を(公社)京都モデルフォレスト協会が行う、京都の森を守り育てる活動のために10年にわたって無償提供する協定を、同会および京都府と2008年に締結しました。この協定に基づき、京都の伝統行事である「大文字五山送り火」「鞍馬の火祭」に必要な薪や、松明の材料となるアカマツやコバノミツバツツジを提供するとともに、同協会主催による地域の方々の「森づくり体験活動」の場を提供しています。
「森づくり体験活動」では、同協会会員が参加してアカマツやコバノミツバツツジを育成するための森林整備を行っており、また、同協会の関係団体である「大文字保存会」「鞍馬火祭保存会」が、ボランティア活動として広葉樹とアカマツの伐採を行っています。これらの活動により、2010年には、「大文字五山送り火」で必要とされる松葉のすべてと蒔の材料の1割、さらに「鞍馬の火祭」で使用する松明の1割を清滝山林からの木材で賄うことができました。

(公社)京都モデルフォレスト協会

大文字五山送り火
松明の材料となるアカマツ
鞍馬の火祭

三井物産の森を通じた環境教育

社有林を通じて次の世代に伝えたいこと

三井物産は、森を適切に管理するだけでなく三井物産の森を活用した環境教育を行っています。 小学校や中学校で森の仕事に関する出前授業を行ったり、三井物産の森をフィールドとする森林体験の開催や、親子で楽しみながら学ぶ森林・環境学習WEBサイトを通じて、次世代を担う子どもたちに森の役割や人と自然とのつながり、木材産業を通じた環境保全について分かりやすく伝えています。

環境教育に特化した取り組み

次世代を担う子どもたちに向けて、三井物産の森を通じた取り組みを行っています。

出前授業

小学校や中学校で、日本の森のことや、森の仕事について知ってもらうための出前授業を行っています。

森林体験

三井物産の森で、森の役割やそこで暮らす生き物について学んだり、林業の仕事を体験するプログラムを実施しています。

Webサイト「森のきょうしつ」

森の役割や人と自然のつながり、林業の仕事について、親子で一緒に楽しく学べる森林・環境学習サイトです。

※上記詳細につきましては、三井物産フォレスト株式会社のホームページをご参照ください。

三井物産フォレスト株式会社