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三井物産の森

森林管理と認証

三井物産は、森林を健全に保ち、地球環境を守るため、森林管理方針を定めています。

森林管理方針(2009年7月17日策定)

  1. 基本理念

    三井物産の企業使命である「大切な地球と、そこに住む人々の夢溢れる未来作りへの貢献」の下、「三井物産の森」を大切に育て、次の世代へと伝えていきます。

  2. 管理方針

    三井物産は、「三井物産の森」を社会全体に役立つ公益性の高い資産であると位置付けています。森林は木材という再生可能な天然資源を産み出すほか、適切な管理・整備を継続して行うことで、例えば二酸化炭素を吸収し、酸素を供給する大気の浄化機能や、雨水を蓄え、水を清らかにする水源涵養の働きなどの公益的機能を創出します。一方で森林が放置され、整備が不十分な場合には、自然災害を引き起こす可能性が増大するなど、社会問題に発展する危険性もはらんでいます。当社は、このような「三井物産の森」の持つ社会的価値を認識し、長期に維持・保有していくことは大切な社会的責任であるととらえています。森林の持つ公益的機能を十分に発揮できるよう、FSC®の「森林管理の原則と基準」並びにSGECの森林管理認証の基準と指標を遵守して、森林の整備に努めていきます。

  3. 活動方針

    上記管理方針の下、三井物産は「三井物産の森」における具体的活動として、社会的な存在意義を十分に考え、環境とのかかわりを強く意識し、誠実な活動を展開する一環で、
    ・ステークホルダーに対する森林体験の実施
    ・生物多様性の保全のための研究、活動の実施
    ・再生可能な天然資源たる木材生産の持続可能性、および木質バイオマスとしての活用の追求
    に一層力を入れていくこととしています。

三井物産では、サステナブルな森林経営に向け、以下の森林認証を取得しています。

森林認証って何?

森林認証とは、森林の管理方法について、それが環境、経済、社会、さまざまな面で一定の基準を満たしているかどうかを調べ、認証するものです。こうした認証の普及が無秩序な森林伐採を防ぎ、森林を健全に保ち、地球環境を守ることにつながっていきます。
世界に広く普及しているのは、FSC®認証とPEFC認証の2つです。日本にも日本独自のSGEC認証がありますが、2016年以降PEFC認証と相互認証の関係にあります。三井物産では4万4千ヘクタール、三井物産の森全山林について2006年にSGEC認証を取得、2009年にはFSC®認証を取得しました。
ここでは世界的に知られているFSC®認証の森づくりについて説明します。「FSC®認証」は世界で広く普及しており、この認証を取得することはその森林管理が高いレベルであることを証明するものといえます。

FSC®認証が目指すもの

FSC®認証とは、国際的な森林認証制度を運営する非営利国際会員制組織Forest Stewardship Council®(森林管理協議会)が定めた国際基準による認証です。同協議会にはさまざまなステークホルダーが参画しており、多様な視点から10の原則と56の規準が設けられています。
規準では、森林管理者が経済的に成立する適切な管理を行うだけでなく、環境に配慮し、森林周辺の地域社会と良好な関係を築くことなどを求めています。三井物産の森での認証手続きの際には、全国74か所の山林のステークホルダーに対してアンケート調査が行われ、当社と各山林の管理を行う関係会社の三井物産フォレスト(株)が地域と良好な関係を構築していることも確認されました。また、FPIC原則(FPIC:Free, Prior and Informed Consent 自由意思による、事前の、十分な情報に基づく同意)に基づき、ステークホルダーとの対話の継続に努めています。

三井物産の森とFSC®認証

三井物産は、FSC®認証を74か所すべての森林で取得しています。これは国内における1万ヘクタール以上の森林を保有する民間企業として同認証を取得した初の事例で、認証面積としても最大となります。
また、FSC®認証のうち、森林管理を対象とするFM認証(Forest Management)を三井物産が取得し、切り出した木材の加工・流通を対象とするCoC認証(Chain of Custody)を三井物産フォレストが同時に取得したことで、国産のFSC®認証材の供給者としても日本最大となりました。
三井物産は、日本におけるFSC組織の会員として、また同組織の運営母体であるNPO法人FSCジャパンに理事を選任(18年3月まで)するなど、日本での認証制度の拡大、認知度向上のための様々な活動に協力・貢献しています。FSCが定める森林の管理規格を日本の実情に即した内容に改正する作業では「経済分会」のメンバーとして参加、約3年に及ぶ作業の中で、大規模森林所有者として実際の現場の実情を草案に反映すべく意見出しを行うほか、草案の実効性を検証するフィールドテストを当社社有林で実施するなど主体的に協力しました。(この国内管理規格はFSC本部より承認され、2019年2月15日に発効される予定です)

FSC®認証材の製品化の流れ