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三井物産の森

三井物産の森づくり

森づくりにとって大事なこと。森と人とのつながりを考えます。

明るい森を目指して

日本の国土の約70%は森林であり、さらにその4割は人の手で木を植え、育てた人工林です。日本で森の恵みを考えるときは、人工林でいかに恵みを増やすかが重要です。
人工林は常に人が手をかける必要があります。きちんと管理されていない人工林は暗くうっそうとしています。よく管理されている人工林は明るく光が差し込んでいます。
手入れされた明るい森では、下草が生え、生物が増え、新しい土も増えていきます。結果として、水が浄化され、海に栄養が行き、土が水を蓄えることで災害を防止し、経済的な成果としてよく成長した木材を得ることができます。
手入れされていない暗い森では、これらのメリットが得られないどころか、地域全体の環境破壊にもつながってしまいます。

森林の管理区分と森づくり

三井物産の森は、「人工林(約4割)」と「「天然林および天然生林(約6割)」に区分されています。
「人工林」は、人の手によって植えられて成立した森林で、木材資源の生産と供給のために、「植える—育てる—伐る—使う」のサイクルを繰り返す森林です。
「天然林」は、自然の力によって成立した森林で、「天然生林」は、災害や伐採などにより樹木が減少した後、主に自然の力で再生した森林のことを言い、自然のままに残しておく森林です。
この中でさらに生物多様性の観点から重要性が高いエリアを「生物多様性保護林(三井物産の森全体の約10%)」に設定して、それぞれの区分にあった管理をしています。

森林管理区分

「三井物産の森」は、人工林約40%、天然林および天然生林約60%で構成されています。
全国74か所、約44,000ヘクタールの森をそれぞれの特徴に応じて区分し、管理方針を設定しています。

循環林 伐採・植樹・保育を繰り返し、木材資源の生産と供給を行う森林
天然生誘導林 針葉樹と広葉樹によって構成される天然生林へ誘導する森林
特別保護林 生物多様性の価値が地域レベル、国レベルにおいてかけがえのないものと評価され、厳重に保護するべき森林
環境的保護林 希少な生物が数多く生息していることが確認されており、それらの生息環境を保護するべき森林
水土保護林 水をよく蓄え、水源となり、災害を抑えるなど、公益的機能が高い森林であり、水系の保護と生態系の保全を図る森林
文化的保護林 生物多様性がもたらす「生態系サービス」のうち、伝統や文化を育む「文化的サービス」の面で価値が高く、保護するべき森林
天然生林 保育をしながら、森林の公益的価値を高めていく森林

社会・経済・環境からなる森づくり

森を守り・育てていくには、長い時間と費用、森を育てる人の手が必要です。そのためには、林業が収益性を確保できる仕組みを作っていくことが重要であり、日本の森の将来の鍵を握っているといえます。
「人工林」で経済性が確保できれば、得られた収益を「天然林および天然生林」の保全にも活かして、適切な管理を行うことができます。
「天然林および天然生林」も、自然のまま何もしなくていいわけではなく、必要に応じて人が手を掛けて地域の特性にあった本来の姿に戻すことが必要です。こうした取り組みが森林全体の生物多様性も高めていくと考えています。
そして、適切な管理を継続的に行うためには、地域社会と良好な関係を築くことも大切です。豊かな森づくりのためには、「社会」「経済」「環境」の3つがバランスよく保たれ、これらが好循環を継続していくことが重要なのです。三井物産は、これらを踏まえた森づくりに取り組んでいます。