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ガバナンスと人材

人材の適正任用・配置

方針

三井物産グループのもっとも重要な資産である人材が多様な経験の場を通じて成長し、多面的に人材交流を深め、さらに良い経験ができる場を生み出すという循環をつくり出すことを目指しています。

適正任用・配置

毎年1回全社員が将来の希望キャリアなどを自己申告する人材開発・活用調査表を基に上司と部下が面談を実施し、社員の人物特性や専門性、経験などを基に育成・活用方針を定め、当社の多様なプロ人材が最大限活躍し、組織戦力の最大化を図るための適正な人材配置を実施しています。

機動的な人材再配置

人材再配置

外部環境と当社ポートフォリオ・収益バランスを勘案し、経営方針として攻めるべき成長分野に重要かつ限りある経営資源である人材を機動的に異動・配置して、攻めを加速する人材再配置の施策を継続的に行っています。
2016年度には、資源価格に左右されない安定的な収益確保が可能な体制を構築することを目指し、資源分野から非資源分野の成長分野(ヘルスケア、ニュートリション・アグリカルチャー等)へ約30名の人材再配置を実施しました。
また、2017年度には、管理部門のスリム化と営業現場の強化を目的とし、管理部門の人材を営業現場や関係会社に約70名投入しました。

人材交流

組織および社員が持つ知見・専門性を、組織を超えて共有し伝播させ、当社グループが持つ総合力の発揮とネットワークを最大限活用すること、ならびに広い視野を持つ人材を育成することを目的として、2年間程度を目処とした所属部門の枠を超えた人材交流施策を実施しており、2009年度に開始して以来、約300名が本制度を通じて人材交流を図りました。
また入社4~5年目までの若手を国内支社支店に派遣し、現場でのお客さまとの接点を通じ、成長を促す人材育成プログラムも設けています。

社員の挑戦を後押しする仕組み

人事ブリテンボード制度

社員自らが希望する所属部門以外の職務へ異動することを可能にする制度です。社員が所属部門以外で能力やスキル、専門性を発揮することを希望し、異動が社員および会社双方にとってプラスになり、人材と組織の競争力を高めることができると判断した場合は異動を実施します。1999年度に開始して以来、約380名が本制度を通じて所属部門以外に異動しました。

社内起業制度

当社の「挑戦と創造」の精神にのっとり、新事業創出につながる事業開発への社員の挑戦を後押しする社内起業制度を2017年4月より開始しました。毎年2回に分け募集し、2017年度は相談を含む応募がそれぞれ約20件ありました。社員個人も一部出資し、会社設立時には株主かつ代表取締役となり、当社と社員が同じ株主として、新事業を創出し成長させます。2018年3月現在、2017年9月の第1回目の最終選考を通った社員2名が事業開始に向けて準備中です。

Karugamo Works

社員個人あるいは社員で構成するチームが自主的に検討中の新事業アイデアを掘り起こし、事業化することを目的とするプロジェクトです。毎年案件を社員から募り、選ばれた案件は事業化に向け関係する営業部と取り組みます。本プロジェクトで5件が事業化に向け動き出しています。

現地採用職員(NS)の育成・登用

育成・日本への派遣

次世代のリーダーに育成したい現地採用職員(Non-Headquarter-hired staff、「NS」)を、さまざまな形で日本に派遣しています。日本の文化、歴史などにも触れてもらいながら、日本での日本語研修および業務実習、また仕事の進め方を体験する機会を提供しています。将来の連結グローバル経営を担うマネジメント人材の育成目的で研修を実施し、社内外での人脈構築に加え、全世界から同様に集まってくる優秀人材から刺激を受けたり、また刺激を与えたりと、生涯にわたる関係構築も狙いの一つです。2013年度以降の日本への派遣プログラムの対象者数は159名になっており、今後も継続していきます。

日本への派遣人数推移(各年度3月31日時点)

※下記表は横にスクロールしてご覧ください。

2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度
日本語ビジネス研修員(LBP) 11人 13人 13人 7人 1人
受け入れ海外職員(BIP) 9人 13人 9人 13人 10人
NS転勤者 18人 14人 8人 10人 10人※
合計 38人 40人 30人 30人 21人

※関係会社受け入れNS転勤者1名を含む


グローバル・グループの経営を担う人材育成

管理職登用実績

NSを各地で育成し、多様な地域・地場により密着、精通した人材基盤の強化と、地域発信型案件形成力を支える人材基盤を強化する狙いで、現地優秀人材の管理職への登用が増えています。一昔前は、海外拠点の管理職であるGeneral Manager(GM)は日本からの適任者の派遣が大半でしたが、現地でのNSの指導育成や、日本への派遣やグローバル研修の機会などを通じて育成した結果、米州では全GMの内31%、EMEA(欧州・中東・アフリカ)では24%、Asia Pacificでは8%をNSのGMが占めるまでに至っています(2018年3月時点)。本店採用職員(HS)も含めた最適人材配置の強化を進め、当社グループ人材のグローバル化を一層進めていきます。なお、2020年3月期までにNSのGMの総数は100名を超えると予想しています。

NSのGM人数推移(各年度3月31日時点)

※下記表は横にスクロールしてご覧ください。

2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度
米州 14人 18人 18人 20人 25人
欧州・中東・アフリカ 20人 20人 18人 20人 22人
アジア・大洋州 2人 4人 4人 4人 6人
その他 2人 4人 6人 8人 11人
合計 38人 46人 46人 52人 64人

海外間異動実績

各国・地域に深く根を張ったビジネスを展開するために、その国・地域を熟知した人材の登用は必須です。常態化する経営環境の変化に柔軟に対応しビジネス機会を逃さないためには、多様化を一層推進、採用地や国籍に関わらず世界中の適材適所で活動できるよう、日本への派遣だけでなく、同一地域内の国々をはじめ、海外拠点間での異動の機会も増やしています。最近の例でも、インドや韓国のスタッフが中東・ドバイへ赴任しました。効果や成果を検証しながら、当社グループ人材のグローバル化を引き続き支援していきます。

三国間(日本以外)転勤者数推移(各年度3月31日時点)

※下記表は横にスクロールしてご覧ください。

2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度
米州 2人 2人 5人 5人 4人
欧州・中東・アフリカ 3人 2人 2人 1人 1人
アジア・大洋州 8人 14人 13人 10人 6人
その他 1人 4人 4人 3人 3人
合計 14人 22人 24人 19人 14人