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三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:飯島彰己、以下「三井物産」)は、フランス大手再生可能エネルギー発電事業会社EDF Energies Nouvelles S.A.(以下「EDF EN」)の子会社EDF EN Mexico S. de R.L. de C.V.(以下「EDF EN Mexico」)と、同社がメキシコ・オアハカ州で建設中のビイ・スティヌ風力発電事業(発電容量164MW)に出資参画することに合意し、2013年1月8日に関連諸契約を締結しました。三井物産は新規に設立した投資子会社MIT Renewables Mexico, S.A.P.I. de C.V.(以下「MITRE Mexico」)を通じて本事業を保有するEoliatec del Istmo, S.A.P.I. de C.V.の50%持分を取得します。
本事業の総事業費は51億メキシコペソ(約350億円)で、既にプロジェクトファイナンスを組成済です。2013年6月の商業運転開始を見込んでおり、以降15年間の売電契約に基づき発電した電力を大手民間企業5グループに供給します。
EDF ENグループは、欧州及び北米16ヶ国で4,200MWの再生可能エネルギー発電資産を保有している他、全世界で7,600MW以上の再生可能エネルギー発電資産の運営・保守サービス実績を有しています。EDF EN Mexicoは現在メキシコ・オアハカ州で67.5MWの風力発電事業を運営、本件を含め460MWの風力発電案件を開発・建設中です。
三井物産は、総発電容量ではメキシコにおいて第2位のIPP事業者であり、現在、メキシコ国内6ヶ所で天然ガス焚きコンバインドサイクル発電所に出資参画しています。本事業への参画により三井物産の持分発電容量は開発・建設中案件を含め5,916MWとなり、このうち再生可能エネルギーによる発電事業が439MWと全体の7%を占めることとなります。
また、発電事業に加え、メキシコ国営石油公社向け廃水処理事業や自治体向け上下水道事業、ガス配給事業、LNG受入ターミナル事業、ガスパイプライン事業を運営しており、持続的な発展が期待される同国にて多様なインフラ事業基盤を構築し、地域ノウハウを蓄積しています。本事業の出資参画を通じてメキシコにおける燃料バランスの取れた発電事業ポートフォリオの強化、及びクリーンエナジー化による温暖化ガス排出量の削減を図る方針です。
三井物産は各国で展開する再生可能エネルギー事業の知見と、メキシコにおける経験や事業ノウハウを活かし、低炭素社会インフラの整備に貢献するとともに、重点地域の一つであるメキシコにおける事業展開を拡充していきます。
1)事業会社 | Eoliatec del Istmo, S.A.P.I. de C.V. |
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2)出資構成 | EDF EN Mexico 50% MITRE Mexico 50% |
3)発電所所在地 | メキシコ合衆国オアハカ州 |
4)発電容量 | 164MW(ガメサ社製タービン2MW x 82基) |
5)総事業費 | 51億メキシコペソ(約350億円) |
6)運転開始時期 | 2013年6月(予定) |
7)売電先 | Arcelor Mittal Steel Lazaro Cardenas(製鉄世界最大手現地子会社) Walmart Mexico(小売業世界最大手現地子会社) Grupo Modelo(酒類製造世界最大手Anheuser-Bush InBev社子会社) Grupo Herdez(食品加工メキシコ最大手) Continental Automotive Guadalajara(自動車部品製造大手現地子会社) |
名称 | EDF Energies Nouvelles S.A. |
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所在地 | フランス パリ |
代表者 | Antoine Cahuzac |
事業内容 | 再生可能エネルギー発電事業 |
設立年 | SIIF Energies(1990) ; EDF Energies Nouvelles(2004) |
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